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ファッションファッション

意外と「オーダーメイド」の方が安い??

先日行いました「オーダースーツ相談会」。
目的で来店された人数こそ多くないものの皆様が納得できる提案がしっかりとでき、
「1着しか頼まない」と仰っていた方が3着も注文するという異例の相談会。
各々が満足のいく本当に良いきっかけとなったと同時に、
昔から良くしてくれている「The My Way」の清水君には感謝しかありません。

今回のオーダー会で自分用に注文しようと思ったものの、
季節的にまだ暑く冬物あるいは春以降に着られるものが思いつかない。
当日のオーダーは見送りましたが、
先日オーダーしたのが「トラウザーズ」つまり「スラックス」です。

というのも以前オーダーしたスーツがあまりにもフィットし周りからの評判もかなり良かった。




生地は「カルロバルベラ」というイタリアの高級生地。
基本的にネイビーかグレーしか着ない自分に清水君から
「めちゃくちゃ良い生地が入りましたよ‼」という報告を受け一目惚れ。
真夏にも関わらず真冬の生地で早速オーダー。
生地は「クリームフランネル」という通常のフランネル生地よりも厚みがあり、
しなやかで打ち込みも丈夫。
一流ブランドも使用する生地の一つですが、
もしブランド物のスーツだと軽く20万円は超えます。
今回の値段は決して安いとは言えませんが、
生地、デティール、シルエット全てがパーフェクト。
ちゃんとしたスーツやジャケット、パンツは、
ちゃんとしたところから買えば後々もしっかりとメンテナンスしてくれる。
流行りのブランドで選んでもメンテナンスまでは対応してくれない場合があるので、
購入する際の金額は安くなくてもトータルで考えれば決して悪い投資ではない。

そして今回のクリームフランネルは個人的にもかなり好きな素材。
肌触りはもちろん着心地も「エロい」(笑)
厚みもあるので寒がりな自分にはこれからの季節にピッタリ。
とは言えスーツも一通りあるのでどうしようかなと悩んでいましたが、
やっぱりこの生地を一度着てしまうと…ダメですね(笑)

ということで今回は色違いの同じ生地で注文しました。




ネイビーはあるので当然のことながらグレーで。
でもこのグレーというのが幅が広いんです。
明るいグレーもあれば暗いグレーもあり、
さらには中間くらいの色もある。
ライトグレーからチャコールグレーの色調間で5種類以上はありそう。
参考までにセレクトショップなどを見て回ってもグレーだけでも多すぎて困ります。
ここで気を利かせてくれるのが清水君の良い所で、
最初から付箋を付けておススメの色を決めてくれていました。
こういうところが本当に素晴らしい。

そこで生地サンプルを見ていると他にも気になる色がありました。




数十種類あるにも関わらず気になったのが同じ生地って(笑)
選んでもらったカラーより少し暗め。
どちらもオーダーしたスーツのジャケットと合いそうだし、
他にも合わせやすそうなこの2色。
正直両方オーダーしたい…

そこで清水君に相談すると
「いつもお世話になっているし、お客様もたくさん紹介してくれたので」
という事でめちゃくちゃ安くしてくれました。
なので即2本を注文(笑)
本当に安くしてくれて少し申し訳ないとも思いますが、
こういったやり取りがあるのも「お店」ひいては「店主」との信頼関係。

物が溢れかえっている世の中で値段が安いものも高いものもたくさんあります。
背に腹は代えられないから値段が「安い」は一定の魅力はありますが、
安いものばかり追い求めていると「安い」に飼いならされ物の本質は見抜けません。
とはいえ高いものばかり手に入れられるかというとそれは無理な話。
さらに言えば「値段が高い=上質」とは限りません。
一番重要なのは本当に「品質の良いもの」を手に入れること。

「品質が良いもの」はある程度の出費をしないと理解ができません。
そこに行きつくまでは長い道のりと「お金」もそれなりに必要。
でも本当に品質の良いものは自分自身の見識を高め、
物の本質を見抜く「目」を養えます。
品質の良いものに触れる機会が増えれば増えただけステップアップができる。
しかしそれは容易いことでは決してありません。
ではどうしたらいいか?
それはお店の方または店主さんとの「コミュニケーション」しかありません。

今回のように清水君は「オーダースーツ」のプロフェッショナル。
もちろん付随することの知識や経験も自分よりも圧倒的に深い。
特に「オーダー」は誰にとってもハードルが高いものなので、
わからないことが多いのは当たり前です。
それにも関わらずわからないままプロ相手に対等に話をしようとするのは相手に失礼。
わからないことは素直に聞くことが大事です。
なので今回もある程度の注文をしベストの選択をしてくれるのが、
昔からお願いしている清水君の良いところ。

結局大事なのは「どこで」「何を」買うではなく「誰から買う」です。
そういったことを改めて実感する一日になりました。

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