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修理修理

持込の修理も喜んで~

今回は顧客様からの依頼で他店で購入された時計の修理。
状態は…
要オーバーホール、要ベルト交換、ケースの変色、ガラス外れ。
まぁ健全な状態ではないですね。




外装をキレイにするために一先ずバラします。
オーバーホールは職人さんにお願いするのですが、
自分でできることは自分でやるので、
サービスできることは可能な限りやります。
ガラスは軽く押しただけで外れるほど緩んでいました。
使用中に外れなかったのが幸い。
またケースの変色は素材の特性上起こってしまうものなので、
その都度対応するしかありません。

先ずはケースの変色を取り洗浄します。
そこからガラスを接着するのですが、
そのままハメ込むわけではありません(笑)




こちらは2液を混ぜ合わせる特殊な接着剤。
ガラスや金属はアロンアルファやボンドなどの市販品ではすぐに外れます。
これを混ぜ合わせてケースの溝に綺麗に塗り込みますが、
多すぎるとガラスを付けたときに接着剤が溢れるし、
少ないとちゃんと接着できません。
これはとにかくやり込むしかありません。




15分ほどで硬化するのを待てば完成。
くもりなどが無いかチェックしてキレイにすれば後は機械を入れるだけ。
最初の状態から比べるとケースがキレイになったくらいの印象でしょうが、
接着タイプのガラスは必ず外れないかどうかチェックが必要なんです。




ここまで仕上げたらオーバーホール。
納期は約2週間ほどです。

いかがでしょうか?
今回は運よくガラスが外れていませんでしたが、
最悪の場合は文字盤や針にもダメージがあり修復が困難な場合もあります。
そもそもガラスが外れないかどうかを販売前にチェックしないって…?
ヴィンテージウォッチは新品と違って簡素な構造のものもあるので、
個人売などで安易に買われた方は、
少なからずともトラブルに遭っているのではないでしょうか?

私達が販売する商品は100%安心とは言いません。
機械モノである以上、絶対にトラブルが無いと言えないのが時計です。
しかし未然に防げることは可能な限りやって販売しています。
こういった細かいこともユーザーの方が安心して時計を使うことの大事な要素です。
時計を買う際は必ず、
いや絶対にお店の人とのコミュニケーションは大事にしてくださいね‼

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