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徒歩2時間30分。

久しぶりの上野。

日比谷線からJRの出口を歩いていると、

古かった上野駅の改装に合わせて上野の地下道があまりにも綺麗に、

そしてアーティスティックになっていることに感動。

KISSの日本公演のポスターがデカデカと飾られてあり、

朝からメイク濃い目のオッサンが目に飛び込みつつも、

かつてここのドラマーがスッピンで来店したときは、

当たり前だけども誰か分からなかったし、

通訳のオジサンと共に何か悪いドッキリでも仕掛けられたと思った20代の頃を思い出す。

 

朝7時30分の上野駅は生まれて初めて降り立つが、

ただでさえ雑多な上野も早朝は無人に近く、

土曜日のゴミに群がるカラスの大群が街を汚しているが、

元々「きれい」の真反対のような街なので気にもならない。

 

朝日が昇って少しづつ気温の上がる東京も、

この日はとても涼しく快適で何より清々しい。

秋の訪れが目の前に迫り、

季節の変わり目には妙にテンションが上がる自分が思いついた…

「築地まで歩こう‼」

 

土地勘がある人なら分かると思うが、

上野から築地はめちゃくちゃ遠いし歩く距離ではない。

普通の人なら時間と体力の無駄と考えるだろうが、

ここは世界有数の人口を誇る東京。

約1400万人(九州とほぼ同じ)の人口の中で、

頭の中のネジが2つ3つ外れている人なんて珍しくはない。

 

ただ何の目的もなく歩くわけではなく、

一応、今後の展望に生かせる調査のつもりなので、

無意味に恐ろしく長い距離を歩くわけでもなく、

仕事に生かせる情報収集と共に健康維持と思えば、

道端で1,000円を拾うくらいラッキーというもの。

 

まぁ言えることは上野近辺は令和の現在でも昭和を感じられるし、

秋葉原は平成初頭から大きく変わらない。

神田駅に至っては駅周辺は新橋の廉価版。

本当は下町風情のある良いところだけど駅周辺ではない。

 

今回は上野から中央通りを歩いてみたが、

変わる街並みもあれば変わらない街並みもあるし、

東京ならではなのが各駅に沿った人が集まること。

上野は比較的若い世代が、

秋葉原は幅広い世代のオタク達が、

早朝から何をやっているかは分からないけど集う。

何となくそれぞれの想う「自由」を楽しんで見えるが、

まさか福岡からやって来たアラフォーのオッサンが、

上野から築地を目指しているなんてお天道様でも気付くまい。

 

と、歩いて約1時間ほどで目的地の日本橋に到着。

写真は京橋川からとなるので内容と前後するが、

高速道路の上り下りの起点でもあり、

江戸の中心地でもある東京・日本橋。

代々伝わる家柄の方もいれば、

都内屈指の開発によって通うことが増えた方、

恐らくこの20年で最も様変わりした都内の中心地…なはず。

神田側から撮影すると中央通りはまるでニューヨーク?

行ったことないから知らんけど。

一歩入れば歴史的建造物をはじめ、

旧日銀などもある隠れた観光名所だと個人的に思う。

新しいオフィスビルやショッピングビルもある中で、

昔ながらのお店もあったりと、

新旧の東京がここに集まっていると言ってもいい気がする。

きっとこの神社も数百年の歴史があるだろうけど、

その裏側には見上げても視界に収まらないほどの高層ビル。

何とも不思議な光景に、

日本橋と言う「歴史」の重みを感じるような空気感。

 

何となく日本橋は東京に住む「本当のお金持ち」の集まる場所で、

そういう人たちは余所者をあまり受け入れたくないが故、

隣町の銀座に人を集めたのではないのだろうか…

という勝手な妄想をしながら歩いていたけど、

日本橋の中心地は他とは違う空気を感じるのは自分だけではないはず。

京橋まで出れば少し空気も軽くなった気がする。

でもほんの少し歩いただけで、

かつての日本橋のイメージとは大きく変わって、

ものすごく都会的になったような。

「コレド」が室町にできたくらいから様変わりしたと思うけど、

今となってはそのコレドも3棟。

短期間でこれほど街が開発されるってすごいな~。

 

あ、ちなみに「日本橋」と言っても色々な住所があり、

室町も正確には日本橋室町、

他にも人形町や浜町、蛎殻町や馬喰町など、

日本橋○○で結構な規模と、

それぞれの町にそれぞれの顔があるので、

旅行で行くなら日本橋を攻めるのはかなり面白いはず。

個人的に人形町や浜町あたりが下町情緒あふれ、

新しいお店はもちろん下町らしい昔ながらのお店、

職人さん達のお店など周れるから面白いかな~。

 

でも今回の長い散歩のおかげで今後の展望も少しづつ見えてきた。

きっとこれから楽しいことが待っているし、

楽しいことを提供できるはず。

この日がその起点となり、

小さな流れがやがて大きくなる。

 

そんな予感をヒシヒシと感じながら築地に到着しましたとさ。

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