日常のこと日常のこと
12/3は...
プレイステーションの販売日ではありません(笑)
5年前のこの日に開業届けを出しに行きました。
その頃は個人事業主として生まれて初めての開業。
開業前…
生まれたばかりの子供と一緒に千葉県・君津市にある図書館で、
司法書士の先生と何度も打ち合わせ。
静かな図書館に泣きじゃくる子供の声、
手持ちは古いMacbookとメモ用紙、
とにかくわからないことだらけで頭の中はいっぱい。
「1,2,3とステップアップするつもりで開業は12月3日を目指しましょう‼」
広島に帰り真夏の炎天下の中、
市内の不動産屋を何十軒も歩いて周りお店を始めたいことを相談すると
「そんなもので商売できんの?」
露骨に嫌な顔をされ鼻で笑われ、
それでも何とか見つけた店舗でお店を始めたのが、
開業届けを出した約1カ月半後。
2015年1月23日に広島・段原というところでオープン。
ここでも1,2,3にこだわりましたが、
正確には12月3日は間に合わなかったが正解。
本当に「前途多難」の多難続きで開業してからもわからないことだらけ。
仕事で販売しかした事がないのに、
経理も広報もその他の契約も全て自分たちでやらなきゃならない。
今振り返れば本当によくやってこられたとしか思えません。
運良く子供は見てもらえていたものの、
大雪の日に何百件も宣伝チラシを配りに行ったりとか…
帰ってきたら自分に雪が積もりすぎて雪男みたいな(笑)
今考えれば常軌を逸しています。
「金なし、人脈なし、信用なし」
多くの方はそこからのスタートで開業されると思いますが、
多分に漏れず自分達も同様。
今日までやってこられたとは言え自分達の実力なんてほんの少し。
強いて言うなら「運」だけはとても良い。
結局のところ誰かに支えられているから誰しも生きていけるわけで、
そうでなければ今ここにはいません。
多難が続いて少々のことでは驚かなくなりましたが、
どんな環境であっても「誰かに支えられている」という事はもの凄く実感します。
お店をやっていればお客様、
それにまつわる方々、
そして家族や友人など、
両手では数えきれないほど本当に多くの方々に支えられ今があります。
もう少しで福岡へ来て丸2年。
図書館で相談していたころには広島で3年間も営業できると想像もできませんでしたが、
広島から福岡へ行くなんて誰もにも予想もできません。
自分達ですら思いもよらない出来事。
でも移転したことでより多くの方にヴィンテージウォッチの楽しさを知ってもらえ、
そして広島から多くの方が福岡へ来られ、
「思っていたより近いし福岡は楽しい‼」
そういった声を頂けたことは本当に良かった。
何より広島から移転して温かく迎え入れてくださった福岡の方々、
そして姪の浜で出会えた友人たちには感謝しかありません。
お店はこれから6年目を迎え同時に子供の進学もあります。
自分達の環境が少し変化するので、
それに合わせ2020年4月から営業日程の変更を予定しています。
2月末までに決定すると思いますので追ってご報告いたします。
本当にあっという間の5年間。
全ての日々が昨日のことのように思え5年も経ったなんて気がしませんが、
今年度も新しいことへのチャレンジと発見ができるように、
そして今まで以上に面白いお店だと思って頂けるように努めたいと思っておりますので、
引き続きレガロヴィンテージウォッチをよろしくお願い申し上げます‼