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そういえば13年くらい前に

ウチのお店はご存知の通り夫婦で営業しています。
そんな夫婦の出会った頃のお話を少し。

高校を卒業後、少しして上京した僕は、
子供の頃から憧れていた東京に住むことが本当に夢のようで、
東京に住んでいる姉の家に転がり込むことになるのですが、
初めての一人暮らしということもあり毎日がワクワク…
いや、本当は生きていけるのかどうかという思いから違う意味でドキドキでした。


ドラマの世界に憧れていたものの世の中そう甘くありません。

それまでアルバイトくらいしかしたことがなく、
二十歳そこらの小僧が持つ少ない所持金で家賃や光熱費、
食費を自分で稼がないといけないという状況に本当に苦労していました。
本当にお金が無かったのでバイトの面接は基本徒歩で移動、しかも真夏に。
学芸大学あたりから渋谷まで歩くのは当たり前。
ジュースなんて買うお金が無いから公園の水飲み場で乾きを潤すしかなく、
炎天下のなか歩いたせいで時々幻覚が見えていました(笑)

今でこそ安い飲食店も増えましたが当時は専ら吉野家。
食欲旺盛な年頃だったので最初は大盛に卵を付けていましたが、
次第にお金が無くなり大盛に。
でも卵は何だか外せないと思い並盛に卵。
時代もあってか周りを見渡すと自分と同じようなお金の無さそうな人たちが多く感じ、
隣の席の人はショウガを山盛りに腹を満たしているのを見て、
「あんなのになりたくないな。早く仕事決まらないかな。」と思っていましたが、
更にお金がない状況が続いて結局は並盛に山盛りのショウガをのせて食べている自分がいました。

多くの欲求を持っているであろう二十歳頃は仕事もなく明日生きられるかどうか。
姉に家賃の半分を渡す約束でしたが数か月滞納。
家に帰り辛くなり時に野宿。
それでも夏場だったので何とかなりましたが、
これが冬だったら…

その後、何とかアルバイトが決まり、
そこの社長や先輩たちから本当に可愛がってもらえ、
時々、夜ご飯などに誘ってもらえた時は本当に嬉しかった。
憧れていた東京のど真ん中、
テレビでしか見たことのない西麻布や六本木などの華やかな街並み、
どこの飲食店に行っても雑誌やテレビに出てきそうな洗練されたお金持ちそうな人たちがたくさんいて、
「自分はこの人たちみたいな生活ができるようになるのだろうか?」
そんなことを思いながらご飯を食べさせてもらっていたので、
正直おいしいかどうかなんて覚えていません。

その後、他で働くようになったりするのですが、
上京して1年が経つ頃には東京の生活も慣れ仕事にも少し自信が持てるようになってきました。
その頃に初めて「嫁」と出会います。

初めて出会ったときは美容師をしていた嫁。
真っ赤なロングヘアーで如何にも美容師の格好。
共通の友人と一緒に広島から遊びに来ていて、
「来年くらいに上京するからよろしくね~」
「じゃこっち来たら連絡してよ」
そんな話をしたのを覚えて…どうだっけ?
その後、1年くらいして本当にやって来ました。

ちょうど13年前の今日、
表参道の交差点で待ち合わせました。
2月の極寒の都内で明らかに薄着で変なコートを着た人と。
それがまさか結婚して千葉に引っ越して広島でお店をはじめて福岡へ移住するなんて思いもしないです。

たった13年ほどで人生こうも変わるものなのかと自分で驚いています。
人生何が起こるか分からない。
でも成るようになっていくわけです。
真夏に外を歩くことも吉野家へ行くことも無くなりましたが、
きっと良いようになっていくんだと思います。
「吉野家」から「すき家」に変わっていくように…

Sweetbox - Everything's Gonna Be Alright -Reborn- (Official Music Video)

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