日常のこと日常のこと
結局は「お金」ではなくて「センス」でもなく「愛」なんです。
いや~毎日毎日これでもかというくらい暑い‼
最高気温が35度前後で最低気温が28度前後…
夜の気温は自分が子供の頃の日中の気温ですね。
かつての「夏」は梅雨前のこと。
今の夏は新しい名前を付けても良いかもしれません。
候補として「極暑」でいいんじゃないでしょうか?
最近はこの暑さもありお店にお客様が来られません。
ここまで気温が上がれば辺鄙な姪の浜のお店に来る気にもなりませんね(笑)
それはそれで構いません。
姪浜駅から徒歩2分とは言え遠方から来られるのは大変です。
とは言えそれはどこのお店も同じことなので、
静かなウチのお店でブログを書いています。
今日は自分たちが扱う「時計」について。
自分の話ですが、
かつて会社員の頃は俗にいう「超高級時計」の販売をしていました。
最低金額40万円台で高額になると数千万円、
つまり家を買う金額と同じ金額の時計を販売していました。
今だから言えますがその超高額品を良いと思ったことは
「一度もありません」(笑)
自分で使ったことが無いのに良いと思える訳が無い。
そして値段が高ければ「良い」と簡単に思えるほど自分は素直ではありません。
時計で言えば100万円という金額は中途半端で、
安くはないけど高くもない。
でも普通に考えれば100万円はとんでもなく「高額」。
時計一本に100万円を使うくらいなら30万円は奥さんや彼女など大切な人に使ってあげて、
20万円くらいで自分の好きなことに使いたい。
残ったお金で時計を買えば良いと昔から思っています。
時計は高額品がよくメディアに取り上げられるので、
高ければ良いみたいな風潮がありますが、
50万円以下でも素晴らしく十分ステキな時計が選べます。
もちろん50万円でも高額であることに変わりはありませんが、
むしろその金額以下の方が時計は「面白い」と思えるものが多い。
その面白いと思う基準は何より
「自分で使ったことがあるかどうか」
一応、時計屋やっているのでそれなりに色々な時計は買って使いました。
名だたるブランドの各モデル使ってきて思えたのが、
「時計は使ってなんぼ」
傷付くのが嫌だと思って身に着けてもストレスになるばかり。
それよりはガシガシ使ってしっかりメンテナンスした方が良いと思うので、
ウチのお店で扱うラインナップはそう思える時計たちなんです。
その中でも最近は「パシャ」を心地よく使っています。
以前のブログにも書きましたが、
上京してから知り合った憧れの方が身に着けられているのを見て、
それから常に気になる存在の一つ。
ある程度の年齢を重ねて何となく似合えるようになったのかな?
厭味な感じはなく上品でただ単純に「良い」と思える時計。
あ、一応購入希望の方にはメンテンナンスし直して販売しますね‼
今は暑すぎて服装のことを考えるのもシンドイですが、
涼しくなってファッションが楽しい季節が来たら、
きっとこの時計の活動の場が広がることでしょう。
そうやって楽しいことを考えさせてくれるのは
「良い時計」であるからです。
高額であれば良いとされるのなら今では「レンタル」するのも一つの手段。
でも借り物に愛着が湧くなんて思えません。
結局のところは自分が「愛用」できるものに囲まれた方が人生は楽しい。
もちろんそれは「お金」を払えば手には入りますが、
愛用できるものを見極められる様々な経験をした「センス」が必要。
しかしそれ以上に使って直してを繰り返してでも、
大切にしたいという「愛情」が何よりも大切です。
「買い物」は本当に楽しいことの一つ。
そんな時に「愛用」できるものを探しに来てもらえるお店、
多くの方にとってその一つに加えてもらえたら良いですね!