SEIKOSEIKO
適所で選ぶ時計。
前回のブログがえらく好評だった…嫁にね。
聖闘士星矢で言う「アナザーディメイション」のような一言を放ち、
古着好きを闇落ちさせるような迷言を放った当の本人は、
かの有名な「俺か、俺以外か」のローランド氏と同等の名言だと思っている様子。
それはさておき、
日本国内でもマスクが解禁されたと同時に気温も急上昇。
真冬から春終わりくらいの暖かさから身体がまだ慣れないものの、
この季節は妙にウキウキしてしまう。
ただ花粉症の同志たちなら分かると思うが、
マスクが解禁されたところでマスクが永遠の友達であることは変わりなく、
コロナどうこうより来年も変わらずマスクを身に着けなければならず、
海外から一層冷ややかに思われることでしょう。
なぜコロナのワクチンはすぐにできて承認されるのに、
花粉症の特効薬は未だに作られないかはナゾ。
なにはともあれ少しづつ多くの事柄が緩和され、
我が家では「海外旅行」の話がチラホラ。
ただ燃油代が昨今の影響で爆上がり。
以前に比べ3倍近くの燃油代が掛かるようで、
ヨーロッパやアメリカ方面はもちろん台湾ですら旅費が非常に高い。
それもあってお隣の韓国は「ARMY」たちをはじめ大人気。
再熱している韓流ブームに乗っかって我が家も行きたいと思うものの、
子供たちの食べ物が少し心配。
過去に韓国へ行ったときに見た目が辛そうなものが予想以上に辛いし、
辛くなさそうなものが予想を裏切る辛さだったり。
韓国料理好きとしては大歓迎なので是が非でも行きたいので、
チビッ子たちは安定のマックで我慢してもらおう。
そんな海外旅行はワクワクとドキドキが入り混じりながらもとにかく楽しい。
ただ楽しいことばかり思い浮かべていると現地で思わぬトラブルもあったりなかったり。
ロストバゲージ、ぼったくり、押し売り、スリ、差別…
まぁそんなトラブルがあるからこそ海外旅行の楽しさが一層増すわけで、
現地の風景や出会う人たちとの交流も日常とは違う刺激があり、
ローカルフードで当たりを引けば人生が一変するほどの感動もあったり。
そこで今回は時計屋らしく海外へ行くときの「時計選び」に少し触れてみようと思います。
海外へ行くとテンションが上がり少し「アホ」になってしまいますが、
気を付けたいのが「貴重品」の管理。
現地の貸金庫をわざわざ借りる人は多くないと思うのですが、
せっかくの旅行だから一張羅のアイテムを持って行きたくなる気持ちも分かります。
ただ少なくとも日本のように安全、安心、清潔な国は「無い」と断言できるほど、
日本以外の国はいつもより警戒心のレベルを上げた方が良い。
他人に荷物の管理をさせるなんて以ての外だし、
ちょっとそこまでという気持ちで荷物をベンチに置くなんて有り得ない。
なんならホテルの金庫も安心しない方が良い。
海外旅行は問答無用の「自己責任」の世界。
貴重品をはじめ私物が無くなるのは誰でもない自分の責任。
結論
「高級時計や大切な貴重品は海外へ持って行くな‼」
本末転倒に思えるかもしれませんがド正論。
以前、ファッション関係の某有名人がイタリアへ行った際に、
夜道で数人に囲まれて殺されそうになったとか。
本人はイタリア語がしゃべられるので言われたのが、
「その時計をよこせ」
よく言われるのが日本人は身なりが良くも悪くもキチンとしているので見ればわかるのだとか。
だから日本人を見つけたら離れたところから尾行して人気が無いところで襲うとか。
上記の人もナイフを出されたそうですが隙間を縫って猛ダッシュで逃げたそう。
逃げられたから良かったものの逃げられなかったことを想像すると、
恐ろしすぎて外に出られません。
海外旅行はもちろんオシャレも楽しいことも「命あってこそ」のもの。
だからこそ自分は海外へ行くときは盗られても良いものしか身に着けません。
海外へ行くときに身に着けるのはこのグランドセイコー。
もちろんグランドセイコーは高価な時計ですが、
これを見て分かる人には分かる。
これ残ったパーツの「組み合わせ」で自分で作成したもの。
元々は自分用に45GSという古いグランドセイコーを買ったのですが、
ボロボロのオールステンレスモデルを購入。
45GSを販売するに当たり自分で使ってみようと思っていたのでボロくて良いのですが、
後に修理の際に使うジャンク品でキャップゴールド(金張り」モデルを入手しました。
使うのは機械だけだったので外装のパーツが余る。
そこで自分の時計に色々組み合わせてみました。
こういう時計はお客様へ絶対に販売はしないのですが、
自分用は己の技術を駆使して唯一無二のものを作成する(笑)
でも彼是この時計を5年近くは使うほど。
イタリア、ハワイ、台湾…
ここぞと言う時は何だかんだ使っているかもしれません。
日本人だから日本製の最高峰の時計を海外で使いたいという気持ちもありますが、
旅行先で脅されたら迷いなく渡します。
良い方は悪いですが「こんなもの」で家族の命が救えるのであれば何とも思いません。
色々な思い出もあるし妙な愛着もありますが、
海外では絶対に無くしても良いものを選びましょう。
万が一は起こってからでは遅いですからね。
ちなみに海外旅行の予定は…今のところありません。