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今年最後の...
昨日入荷したマストタンク。
このブラックにローマ数字の組み合わせは初期の手巻きモデルのみ。
元々カルティエではブラック文字盤は少なく、
生産数ともに希少な存在と言えます。
その希少品に生涯コンプリートサービスが無料になる永久保証書付きとなれば、
その入手困難さは言うまでもありません。
そう言った付加価値の多い時計なので、
せっかく買って頂くお客様のために徹底的にメンテナンスを行うのがウチの流儀。
何て言うと堅苦しいのですが、
古い時計は大なり小なりダメージがあり、
修復ができる場合もあればできない場合もある。
希少品だからと言ってテキトーな修理をしたり、
値段を吹っ掛けるのはナンセンス。
今回はカルティエでムーヴメント、文字盤、針、リューズ、ガラス、ケースネジ4本を新品交換。
ケースはウチで研磨をして再メッキ。
メンテナンスだけで全行程を約3カ月半かけて行います。
ベルトは社外品ですが純正Dバックル用の本クロコベルトに交換し、
Dバックルは中古ですがサービスで純正パーツを取り付け。
ちなみにDバックルを新品で買うとしたら時計1本が余裕で買える金額。
これだけ徹底的に仕上げておりますので新品とは言いませんが、
新品に近い状態と言っても良いのではないでしょうか?
ウチのお店が考える時計とは、
希少、ステータス、ブランドと言った如何にも掌で踊らされそうな文言は用いません。
時計本体の本質的なものを理解して欲しい、
時計はあくまで付属品、装飾品でしかないので、
身に着ける人がステキであってこそのもの。
つまり本人より目立つような時計は必要ないと考えています。
この季節であれば、
ステキな洋服や靴でお洒落をして、
大切な人との時間を過ごしてほしい。
そんな時に時計が目立つと相手に失礼な気がします。
だから時計はちゃんとした装いやシチュエーションがあってこそのものであってほしいのです。
そんな時にこの時計だったら結構いい感じではないですか?
そんなに目立つような時計でもないし、
むしろ小振りでさり気なく袖の収まりも良い。
袖口からチラッと見えた時計がカルティエのヴィンテージウォッチで、
しっかりメンテナンスをしてあって今後誰かに譲っても絶対に喜ばれる内容の時計。
この時計なら女性の方が身に着けられても良いサイズ感。
つまり…
来るクリスマスイヴ。
ステキな意中のアノ人とのディナー。
事前に予約してある人気のレストランで楽しいひと時。
お酒も入り少し饒舌になった頃に、
ふと相手との手が触れ合う。
ライトアップされたテーブルの上で袖口からキラッと光るものが。
「それは何の時計ですか?」と聞かれ、
「これは今から40年くらい前のカルティエの時計なんだよ。
すごく状態の良い時計をこの前買って気に入って着けているんだ。
よかったら見てみる?」
「これ、すごくステキですね‼とても40年前のものと思えないくらいキレイ!」
「これ大きさも程よいから女性でも身に着けられるよ。ちょっと着けてみなよ」
「あ、すごくちょうどいい大きさ!カルティエの時計って女性の憧れだからいつか欲しいと思っていたけど、
今売っているのって大きいし、デザインもハデだし、値段が高過ぎるし…。
いつの日か頑張って買えたらいいな~なんて思ってます。」
「じゃこの時計をクリスマスプレゼントにあげるよ‼」
「えっ??」
そして…
つまりそういう事です。
時計とは多くの人たちを幸せに導くツールの一つ。
正しい選択をすればきっと良い結果が近づいてきます。
後は勇気を持って行動を起こすのみ。
って何の話していたのか忘れましたが、
今年のクリスマスは今日から3連休の方も多いはず。
2018年も残りわずかとなり、
どこへ行っても楽しいイベントが催されていると思います。
今年という1年が忘れられない良い思い出になりますように!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております‼