ケースが変色したときの対処法。

ケースが変色したときの対処法。

先日ご依頼いただきました顧客様の時計修理。

オーバーホールと合わせてケースの変色取りをご依頼いただきました。

 

 

カルティエのマストシリーズをはじめ金張りケースの時計は、

使用して行くうちにケース表面がこのように変色します。

 

これはケースに使われている素材の問題で、

マストタンクなどであればケースの素材にシルバーを使い表面に金を張り付けるため、

空気に触れたり紫外線などの影響で硫化してしまい、

時計を持つ以上は避けることはできません。

 

時計自体の不具合などではなく素材そのものの変化となり、

現代の技術では変色を防ぐ方法はなく、また変色しないようにはできません。


とは言え時計のオーナーから言わせれば時計がこのように変色すれば焦るだろうし、

対処方を知っていればまだしも、多くの方はご存知でない方が多い。

 

当店ではマストシリーズなど変色の可能性がある時計を販売する場合は、

ご購入時に変色を落とすための「ポリッシングクロス」をお渡ししています。

 

ポリッシングクロスは研磨剤入りの磨き布となり、

変色が起こった時のみご使用をお勧めしております。

 

 

軽く磨くだけで誰でも変色を落とすことができます。

 

これは特別なものではなく量販店などでも販売しているものとなり、

大きさによりますが500円ほどで購入ができます。

 

ポリッシングクロスは先に書いた通り研磨剤を使っているので、

日常的にケースを磨くと金剥がれの原因になりやすいので、

ポリッシングクロスとは別に日常のお手入れ用のセーム革もお渡ししております。

 

ケースの変色は誤った使用や保管方法ではなく素材のものの問題なので、

ちょっとした対処をしてあげれば解決できます。

 

当然ですがご購入いただいた時計の修理依頼の際は、

機械をはじめケースもしっかりと綺麗にしてお返ししますので、

ご自身でケアをするのが不安であれば、

私共にご遠慮なくお申し付けくださいね!