本日入荷しました「オメガ・ラウンドモデル」は、
1961年に製造されたヴィンテージらしい一品。
文字盤に当時らしさを強く感じます。

文字盤はシルバーが経年によって乳白色へ変化したもの。
文字盤の色から当時らしさを存分に感じられますが、
インデックスは12・3・6・9のアップライトアラビアとクサビのコンビネーション。
違うデザインをインデックスに組み合わせるところもこの年代までの時計に見られます。
今回は20mm経のレディースモデルとなり、
小振りなケースに収められた文字盤は平面ではなくカーブがかっており、
針も文字盤に合わせて湾曲していたりなど、この年代特有のディテールを備えています。

さらにムーヴメントは丸型ではなく長方形に近い形状のCal.245。
当時のレディースモデルのオメガでは比較的よく見られるムーヴメントですが、
この形状のムーヴメントを丸型のケースに入れ込むという、
何ともコストのかかる構造にも注目していただきたい。
普段は目にすることのない時計の内部ですが、時計によってムーヴメントの形も様々。
こちらの時計で言えばこういったムーヴメントが中に入っていると思うと、
漠然とした感動のようなものを感じてきます。
今は同じような時計を作るとなれば数十万円以上はしそうですが、
ヴィンテージだからこそ安価に手に入れられることも素晴らしい。
しかしそれ以上に昔の高い技術力のものを気軽に手に入れられることが、
とても良い時代なのだと感じていただけると幸いです。

ヴィンテージウォッチに限らず様々なアイテムは、
年を追うごとに流通量も増え入手しやすいもの。
しかし物は古ければ古いほどコンディションの差が大きくなり、
デザイン性の高いものは入手が困難になります。
より良いものを追い求める面白さがヴィンテージ品の深みでもありますが、
心ときめく瞬間が多いのもヴィンテージ品ではないでしょうか?
今回の個体はそんな面白みに溢れたアイテムです。
心撃たれた方はぜひこの機会をお見逃しなく!
