本日入荷しました「カルティエ・マストタンク」は、
手巻きモデルのみにラインナップされたブラックローマ文字盤。
カルティエでは珍しいブラックカラーの文字盤が目を惹く存在です。

タンクルイカルティエのデザインを踏襲したマストタンクは、
黄金比と言える美しいレクタングル型ケースが特徴的な腕時計。
また金無垢モデルよりも豊富な文字盤のバリエーションも、
マストタンクを選ぶ上で外すことのできないポイント。
自身の気に入った文字盤のデザインでタンクという素晴らしい時計を選ぶことができ、
「must de=持たなければならない」の名に相応しいアイテムです。
今回のブラックローマ文字盤はカルティエでは数少ないブラックカラーに加え、
インデックスはシルバー色でケースはゴールド色という、
珍しい色の組み合わせもユニークな一品です。

マストタンクをはじめ当時のスイス製の腕時計の文字盤に採用された「ラッカー塗装」は、
塗料の表面にクリアコーティングを施すことでツヤ感のある文字盤の仕上げとなり、
時計自体の高級感を向上させる工夫が施されていました。
ただラッカー塗装は経年で表面がヒビ割れることが多く、
9割近くの文字盤に何かしらのダメージが見受けられます。
今回の個体も経年によるクラックが見られますが、
光の加減でヒビ割れに気付くレベルなので、
製造から40年近くが経過したものと考えれば許容の範囲内です。
こういったダメージもヴィンテージ品では「味わい」の一つであり、
ヴィンテージらしさを感じられるポイントです。

身に着けた時の印象はタンクならではの上品さが際立ちます。
この時計のデザインにこのサイズだからこそ、
タンクという時計が今も高く評価されるのだと思います。
腕時計はサイズが1mmでも違えば印象が大きく異なり、
100年以上変わらないデザインを持つ稀有な腕時計であれたのは、
手首周りに収まる程よいサイズ感だったからかもしれません。
最近はマストタンクの人気、価格高騰が一層続き、
ブラックローマ文字盤は出会える機会がより少なくなりました。
今回も久しぶりに入荷しましたが仕入れの高騰もあり、
今後の販売の機会は今までよりも少なくなることが予想されます。
以前からお探しの方はぜひこの機会をお見逃しなく!
