本日入荷しました「カルティエ・プレマストタンク」は久しぶりの入荷となるSMサイズ。
小振りなケースサイズでも歴史あるデザインから伝わる雰囲気と個性は別格です。

未だに謎の多いプレマストタンクですが、
最近ではSMサイズも見かける機会が少なくなりました。
それだけ世間からの注目が高まっている証拠であるのと同時に、
カルティエのヴィンテージモデルが評価されているのだと思います。
今ではレアモデルに数えられるプレマストタンクも、
状態の良いものを含め流通量がかなり少なくなり、
今回の機会は非常に貴重な入荷と言えます。

文字盤はヒビ割れなどのダメージが無く、
製造から半世紀が経ったものとは思えない良好なコンディション。
湿気の影響や変色などのダメージがあるものが普通と言えるほど、
プレマストタンクで綺麗なコンディションは非常に稀なこと。
今回の個体はケースに小キズや打痕がございますが、
オリジナリティを重視するため再メッキは行っておりません。
綺麗にするために手を加えることはいつでもできますが、
当時のままであることもヴィンテージウォッチでは重要で、
綺麗なコンディションも悪くはないけれども、
オリジナルコンディションの雰囲気も捨てがたい。
この時計からは何となく当時の時代背景や空気感が伝わるような気がしてきます。

私達が扱う腕時計は全て「ヴィンテージ」であるため、
どこかに少なからずともダメージがあります。
でもそれは製造から数年以上が経過したという事実であり経年であり、
今ここにあるという紛れもない「奇跡」でもあります。
時計によっては外装も含めしっかりとメンテンナンスを行いますが、
今回のような「時代」を感じられるものは、
敢えて外装に手を加えないのも趣が感じられるかなと考えております。
今では貴重なアイテムだからこそ雰囲気を崩さず、
これからも大事に使って欲しい。
そんな想いを受け取ってくださると幸いでございます。
