腕時計のレア物は多々ありますが、
有名オークションに出品されるものとなれば豪邸が建つほどの金額。
しかしそれは例外中の例外であって、
自分が持つとなれば実際に使えないし持っていることを人にも言えない。
言うなれば「宝くじの1等賞」のようなもの。
それよりはもっと実用的に使えた方が、
時計としても良いのではないかと思います。
本日入荷した「オメガ・コンステレーションデイト」は、
自分も大好きなピンクゴールドカラーなのです。
以前入荷したCラインケースもピンクゴールドで非常に珍しいものでしたが、
こちらも見かける機会はほとんど無い貴重なアイテム。
淡いケースの色と同色のインデックスが柔らかな印象です。
いつの日か欲しいと思う時計の一つがピンクゴールドのコンステレーション。
特にこの形と決まっているわけではありませんが、
ヴィンテージモデルのピンクゴールドは元々の数が少ない。
理由の一つにピンクゴールドを生成することが困難で、
製品化することが難しいとされています。
それもあって基本は特注でしか手に入れられなかった聞きます。
今はさらに赤味の強いローズゴールドなども生産されていますが、
これも技術の向上によるものですね。
以前よりも流通したことは良いような、
ただ自分にとっては数が少ないからこその魅力もあります。
だからピンクゴールドの時計は絶対にヴィンテージウォッチで欲しい。
オメガの時計は70年代前半頃までがローズゴールドの仕上げを施したムーヴメントで、
コストが掛かるとの理由でイエローゴールド仕上げに、
さらに後年のものはロジウム仕上げへと変わるのですが、
裏蓋を開けなければ分からない機械の仕上げもケースと似ていれば、
オメガ×ピンク(ローズ)ゴールドの組み合わせも妙に落ち着きます。
余談ですがセイコーも50年代にオメガを意識したのか赤金仕上げの機械がありますね。
いつの日かのためにリューズや尾錠のデッドストックパーツを保有しており、
今回の個体にもリューズと尾錠はピンクゴールドカラーの新品パーツを付けています。
私物の貴重なパーツですが、
こういう時計にこそ使いたいと思っていたからサービスです。
明らかに「自分も欲しい」が伝わる時計ですが、
こういう時計を探されていた方のためのもの。
本当に数が少なくて手に入らないので、
絶対にこの機会は見逃さないように。
裏蓋を見た時に「これは自分が手に入れるしかない」と思ってくださる方、
ぜひぜひお待ちしています‼