先日ご依頼いただきましたお持ち込みの修理。
今回は珍しくゼニス・エリートのオーバーホールを行いました。

普段は修理のご依頼を受けることの少ないゼニスの時計。
正規で修理を依頼すると非常に高額ということもありますが、
今回は修理ができるかどうかの判断も兼ねて作業を進行。
ゼニス・エリートはオーバーホール自体の技術的な問題はありませんが、
ゼニスの時計はいずれもパーツの入手が非常に困難。
以前と比べてパーツの流通量も激減しており、
パーツが手に入らない場合は未修理返却ということで職人さんから連絡がありました。
内部を確認するとゼンマイ切れと切替車の破損があり交換が必要。
何とかパーツは見つかったものの海外から取り寄せとなり、
納期も通常よりかなりお時間を頂きました。
お客様に内容を説明し納期に約2か月ほどかかる旨をお知らせしたところ、
快くご了承いただけましたので修理進行。
今回は
オーバーホール¥33,000
ゼンマイ交換¥16,500
切替車交換¥33,000
合計¥82,500
時計も無事に修理ができたことでベルト交換も一緒にご依頼くださいました。
正直なところゼニスの時計は特殊構造のものが多く直せないことが多いので、
今回も正直なところ修理ができないと思っていましたが、
職人さんの心意気で無事に修理が完了。
これでまた永く使えますね。
時計の修理に関してはできるものとできないものがあり、
現行品で自社開発ムーヴメントのほとんどはメーカーでしか修理ができません。
しかし一部は技術的な問題はクリアできることや、
パーツの手配ができることもあります。
先ずは修理することを諦めずご相談ください。
せっかくご購入された時計も直すことができるかもしれません!