先日仕入れたばかりのロレックス・エアキング。
これからメンテナンスですが、仕入れてすぐはかなりボロボロの状態。

恐らく今まで一度もメンテナンスをされていなかったと思われる個体です。
ケースの隅々に傷や汚れがあり、パッキンは硬化しています。
機械油も無いので手巻きをするとギシギシと音が鳴り、
風防は先に交換したもののバリバリにヒビ割れた状態。
ブレスレットはご覧の通りクラスプピンが抜けたままの状態で汚れも溜まっています。
では、なぜこのような状態で仕入れをしたかというと、
文字盤や針はオリジナルでコンディションが非常によく、
ケースも未研磨なのでラグがしっかりしているからです。
マニアックな話ですがインデックスはちょっとだけ珍しいタイプのバーインデックスで、
予算に合えばぜひ仕入れようと思っていたので、買い入れができて良かった。
これからオーバーホールをはじめパッキン交換や外装の新品仕上げ、
クラスプピンの入れ直しなど1か月ほど掛けて細かくメンテナンスを行います。
ヴィンテージウォッチの多くはボロボロの状態からキレイにするので、
元々の状態がどうなのかが非常に重要なのです。
そして作業を行ってくださる職人さんに感謝をして戻ってくるのを待ちます。
個人的にも好きな時計だけに、今から楽しみで仕方がありません!