先日ご依頼いただきましたポルシェデザイン・クロノグラフの修理。
他店様で「巻き芯が錆び付いて抜けないため修理ができない」とのことで、当店へお持ち込み頂きました。

修理品が到着し状態を確認したところ、
巻き芯をはじめ内部のネジなどもサビが回っており、
クロノグラフのレバーもかなり錆びていました。
プッシュボタンを押しても硬くて押せない。
今回は修理ができないかと思い職人さんに相談したところ、
一先ず作業をしてみようとのことでした。
機械はバルジュー7750というオメガやブライトリングなどでも使われる、
最もメジャーなムーヴメントを使用しており、
内部のパーツは何とか手配できました。
あとは作業を進めて破損が強いようであれば修理ができませんが、
今回はサビが酷いだけで破損はそこまでありませんでした。
今回は
オーバーホール¥47,300
内部錆取り¥14,300
巻き芯交換¥8,800
クロノグラフ上下レバー交換¥17,600
合計¥88,000
元々防水性能の強い時計ではないので水回りの使用はもちろんですが、湿気にも注意が必要です。
昨今の夏場の湿気は非常に強いことや、
クロノグラフの複雑な構造はメンテナンスのサイクルを早めにお勧めしているので、
今後は3年内に一度のメンテナンスをお勧めします。
今回も直って良かった。
これでまた永く使えますね。
この度は当店をご利用くださり誠にありがとうございます!