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こちらは初期モデルのサントスガルベ用のベゼル。
共に18金ですが表面から見ると左は少し角のある印象。
右は少し丸みがあります。
これを裏返すと…
左は金無垢。右は純金の被せ。
何となく金無垢の方が高級感があって良さげ~
なんて思われそうですが被せも相当分厚い金を使用。
どちらが良い悪いというのはありません。
初期モデルは1979年にコレクションの仲間入りをしたとされるので、
発表から1~2年くらいは一部が金無垢と思われます。
その後は被せのものに変更されるのだと推測しますが、
正確なことは資料も何もないので分かりません。
金ベゼルの違いが2種類あるのはコストの問題や工場の違いなどと思いますが、
個人的な見解ですが無垢ベゼルはとりあえずの間に合わせで作られたものとか…
以前オクタゴンのジャンク品のベゼルを切断したことがありますが、
土台と同じくらいの金を被せているので金無垢と遜色のない仕様であると思われ、
少々の研磨程度で金が剥がれるなんてことは無さそうです。
ちなみにオクタゴンの無垢ベゼルはまだ見たことがありません。
もし金無垢ベゼルに拘るのであればエッジのあるものが恐らくソレになりますが、
過去にSMと合わせて2回くらいしか見たことがないので探し出すのは困難かなと。
おおよそ9割以上は被せだと思います。
他の違いとしてブレスレットの種類は5種類、
ミドルケースの違いが2種類、
リューズの違いが2種類あるので、
生産終了までの間に様々な仕様変更をして実用性を向上させたのだと思います。
それらについてはまたいつの日か。