先日ご依頼いただきましたロレックス・オイスターの定期メンテナンス。
こちらは非常に希少なピンクゴールド張りのケース。
恐らく今後出てくることは無いであろうレアモデルです。

ロレックスの金張りケースは1950年代頃から1970年代頃までに見られるアイテムですが、
元々は金無垢素材を安価にするためのアイデアで、
ステンレスなどの表面に14金や18金で金張り加工を施したものですが、
材料費よりも工賃の方が高くつくため後に作られなくなります。
そういった経緯があったのでロレックスの金張り時計は何気にレアモデル。
だからといってプレミアが付いているわけではないので、
ちょっとマニアックなディティールが好きな方にはお勧めのアイテムです。
ただこちらは自分も数回しか見たことの無いピンクゴールド張りケース。
多くはイエローゴールドですが、
ピンクゴールドを使用した時計自体が非常に珍しいものに加え、
金張り加工したものとなればその希少性は計り知れません。
そんな希少品は過去に当店で販売したものですので、
今回もしっかりとメンテナンスを行いました。
オーバーホール¥30,800
3番車交換¥24,200
合計¥55,000
ヴィンテージウォッチであることはもちろんですが、
どんな時計でも定期的なメンテナンスは必要。
あまり使わないから修理は必要ないのではなく、
使用頻度に関わらずメンテナンスは大切です。
希少なアイテムであれば一層のこと大切に使いたいと思うはずですので、
それにしっかりと応えるのも私たちの役目です。
これでまた永く使えますので、
次回のオーバーホールのご依頼もぜひお待ちしております!