非防水の時計は特に「湿気」にご注意ください。

非防水の時計は特に「湿気」にご注意ください。

先日ご依頼いただきました顧客様の時計修理。

今回はオーバーホールでしたが内部を確認すると湿気の影響で機械油が枯渇しておりました。

 

 

過去ブログでも書いている通り、

腕時計で注意して頂きたいことの一つに湿気があります。

 

防水性能に関わらずヴィンテージウォッチをご使用いただく上で、

直接水が掛かることを注意される方は多いのですが、

梅雨や夏場などの雨が降る日の湿度は非常に高く、

湿気の強い日の時計のご使用はできれば控えていただきたい。

 

この季節の湿度は80%以上になる日があり外に干した洗濯物はほとんど乾きません。

つまり湿度の高い日は水の中にいる状況に限りなく近いということになります。

 

そうなると腕時計にとっては直接水を掛けている状況に近いので、

雨が降ると分かっていれば使用しないというのも一つの方法です。

 

湿気が時計に及ぼす影響は機械油が溶けやすくなり、

今度は乾燥した日に時計内部も乾いてしまうため機械油が枯渇する原因となります。

 

また時計ケースの内部に溜まった湿気は各パーツに付着し、

時間をかけてサビの原因となります。

 

湿気は目に見えるものではないので磁気と同じように「気を付ける」しかありません。

 

いずれもオーバーホールの際にムーヴメントのサビ落としや磁気抜きを行いますが、

パーツの摩耗を防ぐために湿気は特に注意が必要です。

 

もちろんご購入いただいた時計は何かあっても可能な限り責任を持って修理致します。

でも限度もあるので日常的に湿気にはご注意くださいね!