時計は買って終わりではなく「はじまり」です。
最初は何もトラブルなく使えますが、
外的な要因も含め次第に何かしらのトラブルも起こります。
そんな時は当然、修理が必要ですが、
定期的なメンテナンスを行うことで大きな修理は防げます。
今回も顧客様からの定期メンテナンスのご依頼。
クォーツモデルの時計ですが電池交換をしても正常に動作せず、
今回はオーバーホールを行いました。
時計は水回りで使用していなくとも湿気や、
現代であれば家電製品の磁気の影響を強く受けます。
それらが原因で精度不良を起こし時計が使えなくなることも。
これは電池式の時計に限らず機械式でも同様です。
湿気や磁気に気を付ければ良いのですが、
目に見えるものではないので限度もあると思います。
そんな時はオーバーホールで直ることがほとんどですので、
決して諦めないで欲しいのです。
しかしそれには工賃が掛かるのも事実なので、
痛い出費になるかもしれませんが、
当店では職人さんと交渉して可能な限り工賃を値下げしてもらっています。
職人さんの取り分を考慮してお客様が支払っても多額にならないよう、
修理代金の設定を行っております。
私たちは全く儲かりませんが(笑)
しかし時計を大切にしていただくのと同時に、
販売した商品に責任を持つことも含め、
しっかりとした体制を整えることは非常に重要と考えています。
せっかく手に入れた時計なので末永く、
そして次世代にもつなげらるように。
そんなロマンが時計には宿っています。