先日ご依頼いただきましたお持ち込みの時計修理。
今回は比較的年式の新しいIWC・ポルトギーゼクロノグラフのオーバーホールです。

こちらの機械は現行品に多い自社開発ムーヴメントではなく、
バルジューCal.7750をベースとした2段階クロノグラフムーヴメント。
ベースがETA社のムーヴメントとは言え、
この数年でETA社の機械も値段が高騰しパーツも高い。
以前のように気軽に扱うことができなくなったのが現状です。
とは言えメーカー修理となれば基本料金だけで¥60,000を超えることも多く、
場合によっては時計1本買えるくらいの修理代が掛かる可能性もあります。
当店では修理対応ができる現行品のメンテナンスも承っており、
開業以来、多くの実績もございます。
こちらはオーバーホールの際に切替車、受け石、キドメネジの摩耗が見られましたので、
いずれの交換も行いました。
今回は
オーバーホール¥47,300
切替車交換¥13,200
受け石交換¥3,300
キドメネジ交換¥2,200
合計¥66,000
納期は立て込んでいることもあり2か月ほどお時間を頂きましたが、
しっかりと作業を終えてお客様に納品いたしました。
機械式の腕時計はブランドや購入金額に関わらず、
定期的なオーバーホールが必ず必要なアイテムです。
時計は車やバイクのように見た目に分かるような不調が見られないので、
長年使っていてもせいぜい時間の狂いが見られるくらい。
それでも時計は動くことが多いので修理をするという意識は持ちにくいと思います。
ただ見た目には見えない機械への負担が強くなればなるほど、
内部の摩耗は一層激しく進行します。
それを防ぐための定期的なメンテナンスとなり、
腕時計を末永く使うために必要な作業と出費となります。
時計が動かなかくなり大掛かりな修理にならないためにも、
ぜひ定期的なオーバーホールをご依頼くださいね!