昨日は「フランツ・フェルディナンド」の日本ツアーライヴへ行ってきました。

「踊れるロックバンド」をテーマに20年ほど前に大ヒットを連発した、
スコットランド・グラスゴーの5人組バンド。
フランツフェルディナンドを初めて知ったのは、
「ニール・バレット」というファッションブランドのショーで使われたBGMから。
イギリスのロックと言えばビートルズやローリングストーンズなどを筆頭に、
1990年代に起こった「OASIS」と「Blur」の音楽戦争など、
音楽に纏わる様々な出来事をきっかけに多くのアーティストが誕生。
その影響を受けたからなのか「アークティックモンキーズ」、「カサビアン」、「カイザーチーフス」、「レイザーライト」など、
当時10代、20代の若者とは思えない「天才」たちが誕生し、
再びロックの一時代を築いた奇跡のような時代。
その中でフランツ・フェルディナンドの音楽は、
オアシスのような観客と一緒に大合唱するような音楽と違い、
各々が歌って、踊って、叫ぶクラブのような雰囲気のロック。
昨日は最上階の最前列の席だったのでステージが一望できましたが、
1階フロアのスタンディング席で踊っている集団を見ると、
身体が自然と踊りだしてしまいそうな雰囲気。
5階席なので転落の可能性もあり躍るのは断念しましたが、
あと5歳若ければ最高の音楽と素晴らしい演出と共に、
1階フロアでみんなと一緒に騒ぎたかった。
観客はやはり自分たちと同世代が中心。
しかし思っていた以上に20代、30代の若い方や、60代以上のご婦人方まで幅が広い客層。
どの世代にも刺さる気分の上がるロックは20年以上が経った今も、
本質的なものが変わらず気分の上がる最高の音楽。
年の瀬が近づき今年一番の音楽が聴けたことが何よりも嬉しい。
来年も最高の音楽が聴けたらいいな!