お財布、ベルトに引き続き買い替えたのが「スニーカー」。
自称「2000年代のスニーカーマニア」を名乗る自分ですが、
昨今のスニーカーに関してはあまり詳しくない。
正確には興味が持てなくなってしまっている。
というのも、
スニーカーは手頃な価格で買えるからこそ魅力があったもので、
自分たち世代では「古着」とスニーカーはセットで貧乏な若者の味方。
「お~れたちはいつでぇ~もぉ~」と同じで2つで1つくらいの密接な関係。
ただ最近のスニーカーも古着も結構値段が高くなっているのね。
そしてこの数年のスニーカー「メーカー」と、
メゾン「ブランド」とのコラボアイテムも乱立し、
もはやスポーツ用品の域を超えてしまったことも興味を持てなくなった要因。
かつてナイキ・エアフォース1のスウォッシュ部分にヴィトンやグッチなどのコピー品をカットし、
ロゴを入れ替えて遊んでいた頃、
「本当にナイキやヴィトンのWネームとか出たら面白いよね~」なんて思っていたら、
これが現実に起こっちゃいました。
恐らく各メゾンブランドの企画や責任者たちが自分たちと同世代で、
きっと同じことを想っていたのでしょうが実際にやりやがったぜ。
こういうのは妄想の世界で楽しむことなのに現実にしちゃダメよ。
結局そういったコラボ物は抽選販売でしか買えず、
最終的に当選した人が転売してしまうという、
良いのか悪いのかよく分からない世界へと変貌していったわけだ…
とは言えこうなってしまったスニーカー業界ですが、
何だかんだスニーカーフリークの一人として完全に嫌いになったわけではなく、
「YES」「NO」枕で言えば限りなく「YES」なわけで、
現実を受け入れることが何よりも大事なことは四十路にもなれば周知。
そこに抗えば懐古主義でヘンクツなオヤジになるのですよ。
実は去年だか一昨年だか、一つの妙なブームが自分の中にあり、
ナイキ「コルテッツ」が無性に欲しい衝動に駆られまくっていたのだ…
と、物凄くどうでもいい話なのですが、
コルテッツとはナイキの名作中の名作なランニングシューズ。
トリコロールカラーが個人的にイメージで一番強いもののトリコはレザー製、
それ以外はナイロン製だった気がする。
ナイロン製の場合はナイロンコルテッツと呼ばれたような…
そのナイロンコルテッツは自分が子供の頃、
姉からお下がりをもらって履いた初めてのナイキのスニーカー。
確か当時はブルーにイエロースウォッシュしかなかったと思うけど、
その後コルテッツは素材もカラーバリエーションもちょいちょい出ており、
最近はホワイトレザーにブラックスウォッシュのレトロなアイテムが販売されている様子。
ただやっぱり欲しいのがトリコロールカラー。
そこで去年の冬に出たのがファッションブランド「SACAI」とのコラボ物、
その名も「ズームコルテッツ」。
ブツが到着し早速行われた開梱式?ではナイキの箱が特別仕様なことに少し感動。
そして包み紙も「SACAI」のブランドロゴがプリントされており、
日本のトップブランドのアイデアを所々に感じます。
あ、写真はありません(笑)
シューレースは平紐と丸紐が同時に通されており、
オジサンには履きにくそうなので手持ちの平紐に即交換。
こういう紐の2本通しもコラボ物ならでは。
到着したときに気付いたのがアッパーはナイロン。
かつてのナイロンコルテッツを彷彿とさせるものの、
ナイロンにトリコロールカラーは無かったはず。
ソールをはじめライナーも特殊な構造になっており、
ただカラーやタグを買えただけのチンケなものではありません。
そして今回のモデル名にも使われている通り「ZOOM」、
そうナイキの開発したズームエア入りのソールは同世代には相当刺さるはず。
ズームエアは高圧の空気が入って通常のエアより衝動を吸収するそうで、
履き心地はグニョリと来る独特で柔らかなもの。
ズームエア搭載の第一号は間違いがなければNBAジェイソン・キッドのシグニチャーモデル「AIR ZOOM 5」。
当時バスケットボールをやっていたこともあり凄く話題になった1足です。
主なデザインをはじめベースとなったコルテッツは「ローテク」スニーカー、
でもズームエアを使うから「ハイテク」スニーカー、
こちらはどちらになるのでしょうか?
履き心地はめちゃくちゃ良いし、
デザインも昔過ぎなく程良くモダンな感じだし、
今は定価よりも少しだけ値段が高いくらいだから履き潰したら同じものを買いたいな!