本を読んでみて

本を読んでみて

学ぶことが多くて勉強になります。
 
 
故・落合正勝さんの本の1ページ。
 
何十年もファッション業界に携わり多大な影響を与えた偉人の一人です。
 
昔から洋服にかかわる方なので当時の背景を含めた考察、
 
日本だけでなくイタリアを中心とした海外のファッションについての比較など、
 
自分の知らないことをたくさん知ることができるので、
 
この方の著書は結構読み漁っています。
 
 
 
何でもそうかもしれませんが流行やトレンドといった一時的な見解は誰でもできる。
 
しかし時代や海外での常識も含め、
 
「知る」ということは本当に自分自身を高めることができ、
 
自分なりの考え方を持つこともできます。
 
結果、流行は追い求めているくらいが楽しいのですが長続きはしない。
 
ある程度の物事を知るようになれば追い求めるのは流行やトレンドよりも「品質」の良さ。
 
 
 
「品質が良い=高価」というのは間違いではないけど正解でもない。
 
本当に品質の高いものは一時的でなく長く使える。
 
最初購入するときは値段が張りますが最終的なコストパフォーマンスが高い。そこをちゃんと見極めれば必要なものが見えてくる。
 
そう「多くの粗悪品よりも少しだけ良いもの」を揃えればお金ってそんなにかからないんじゃないのかなと思います。
 
 
 
なぜ今回はこんな話なのかというと、
 
先日来られたお客様のと会話で
 
「○○というブランドの時計を新品で買おうと思ったんですけど、
 
値段のわりにデザインが微妙で試着したときにしっくりこなかったんです」
 
実は同じことをおっしゃるお客様が多くてこう聞きました。
 
「それ○○のブランドで一番安く買えるから買おうと思ったんですよね?」
 
案の定その通りでした。
 
 
 
確かにブランドのブティックで買うことはすごく高揚感があるし満足度も高い。
 
でも値段が決して安くないのに選択肢がそれしかないから買うというのは絶対に間違い。
 
ある方に
 
「値段が安いという理由だけで買うなら絶対にやめた方が良い。
 
でも買う理由が値段以外がほとんどなら絶対に買うべき」
 
こういう話を聞いて妙に納得できる部分がありました。
 
 
 
本当の意味で「品質が高い」というのは値段や素材だけでなく、
 
メンテナンスや今後維持していくうえで想定されるアクシデントを含めて、
 
それが金額に見合うかどうかだと思います。
 
何かを買うときに今だけしか見ない買い物の仕方はなんだかもったいない。
 
せっかくなら永く大切に使うことも考えれば必要なものがわかる気がします。
 
 
 
「流行=流れ行くもの」
 
そう考えれば必然と普遍的なものへ視野が広がります。
 
本を読んだり色々なお店へ足を運んでみると思わぬ発見があり、
 
外へ出かけることが楽しくなってくるはず。
 
そう「買い物」は本当に楽しいことですから。