先日入荷したマストタンクとサントスガルベ。
共にカルティエでのコンプリートサービスが永年無料になる奇跡の永久保証書付き。
つまり機械入れ替えが一生無料という最強の2本です。
パーツ代は有料になるとは言え、
販売に当たって必要なパーツ交換はすでに完了済み。
マストタンクは文字盤、針、ガラス、ケースネジを交換、
サントスは文字盤、針、リューズ、ケースネジ、ブレスピンを交換。
ダメージを受けやすいパーツは全て交換してあるので、
外的要因が無い限り今後パーツ交換をすることはほとんどないでしょう!
実は今回の2本は内容が素晴らしいというのはもちろんのこと、
デザインとしてマストタンクはドレスウォッチ、
サントスはスポーツモデル的な位置付けとなるので、
この2本があればどんなシーンでも対応できるのです。
マストタンクはフォーマルはもちろん、
機会は少ないかもしれませんがパーティなどの装いにバッチリ!
意外とキレイ目なカジュアルにも合わせやすいので、
思っている以上に使い勝手が良い。
サントスは普段使いはもちろんのこと、
余程着崩さない限りは洋服を選びことはほとんどありません。
またコンビモデルは派手だということで敬遠される方も多いのですが、
サントスのコンビは厭らしさがなく上品で思っている以上に派手に見えない。
オールステンレスも良いのですが少し物足らなさを感じる場合もあり、
加齢による肌のくすみが気になるアラフォー以降の方にはステンレスよりも断然コンビ‼
ウチのお店では「装いに合わせた時計」をおススメしているので、
時計屋ですが装いありきの時計だと思っています。
時計だけ目立っても仕方が無いし、
時計の印象が全ての印象を台無しにすることも多々あります。
せっかくステキな洋服を着ていても靴が汚れていたら台無しに見えるように、
時計の選び方一つで洋服はもちろんその人の印象も変わります。
逆に言えば悪目立ちしない時計の選び方とちゃんとした着こなしをすれば良いということです。
全身地味なのにキンキラキンの時計は不釣り合いな気がしますし、
派手な格好をしてハデな時計をしていたら…近寄りがたい。
オトナになると「流行&トレンド」ではなく、
自分らしい「普遍性=スタイル」を持っているもの。
例えファストファッションの洋服でもしっかりと手入れをして、
時計の選び方を間違えなければステキに見えるはず。
そんな時にカルティエの時計は装いに華を添えてくれる存在だと思います。
カルティエをはじめウチで扱う時計全てに共通しているのは
「シンプルである」こと。
ムダな機能やデザインを持ち合わせず、
至極普通でありモノによってはブランドすら分からない。
シンプルゆえに中身が非常に見えやすい。
クロノグラフのように多機能すぎる時計は、
時計本来の造形美よりもその機能的デザインに目が行ってしまう。
シンプルな選択はその人の中身を反映します。
時計は本当に様々なデザインや機能がありますが、
根本的な時計の存在は「時間を知る」ツールであること。
時間を知るだけなら携帯でも構いませんが、
それ以上に装いや持っている人の印象まで変えてしまうアイテムでもあるということです。
その中で何十年という時間を重ね合わせたヴィンテージウォッチは、
「それぞれの時代の雰囲気」というものを醸し出す特別な一品。
これは復刻や俄かでは決して表現できない古い時計ならではの魅力でもあります。
時代を感じるアイテムはただそこにいるだけでも独特のオーラがあり、
持っている人が思う以上の印象を周りに与えます。
モノに溢れかえったこんな時代だからこそ、
「本質的なものを見る」局面に来たのが今の時代なのかもしれません。
大事なことは「消費し続ける」ことではなく、
本来あるべき形で「使う」こと。
そしてそれを「維持」することだと考えています。
そう考えていくと複雑に考えるのではなく、
シンプルに考えれば答えはすぐ近くにあったりします。
そしてシンプルに考えれば持つべきものが見え、
必要なものが何かがわかる気がします。
一度、原点に戻り自分にとって何が大切なのかを考えてみるのも良いかもしれません‼