ふと「80年代、90年代」を振り返る。

ふと「80年代、90年代」を振り返る。

昨日は子供と一緒に「ストリートファイター展」へ行ってきました。




そうそうこの画面‼

会場は大きくありませんが、
終始、懐かしさのあまりに気絶。
小学生の頃の人生の大半はこの「スト2」に捧げたと言っても過言ではありません(笑)
低いレベルから初めて最後は最高レベルでプレイし、
何度も何度もやっつけられ、
最高レベルの時に気付いたことがあります。
「自分の攻撃力低くね?」

格闘ゲームは主人公キャラはシリーズ通して出るので、
新作のシリーズにもすぐに対応できますので、
自分はリュウかケンしか使わないのですが、
スト2の2作後くらいからついて行けなくなり、
別の格闘ゲームでスト2と一世を風靡した「餓狼伝説」にチェンジしました。

こういったゲームが流行ったのは1980年代~1990年代。
時代はまさにアーケードゲームの時代。
今のようにオンラインゲームなんて存在しませんので、
カプコンやネオジオのゲームをゲームセンターでやる。
時にガラの悪そうなやつらにカツアゲされるというのはよく聞く話でしたが、
自分はゲームセンターの開店時にしか行かないので、
基本的に貸し切りでやっていました。

子供は初めて見るスト2なので最初はよく分かっていなかったようですが、
本人なりに見ているだけで楽しかったようで、
子供の頃に誰もが憧れた「波動拳」のコーナーでは恥ずかしがってやらない。
くぅ~、今回のメインイベントなのに(笑)
そんなゲームの説明と併せて当時の話を子供にしながら、
「あ~、俺おっさんになったんだな~」と、
少しだけ哀愁(笑)
なんたって自分が子供の歳の頃にストリートファイターが初めて発表され、
その5年後にスト2なんだからそりゃオッサンですよ(笑)
それで当時の話をしながらふと思ったのが、
「自分が子供の頃より日本って人口が増えた」。

人口が増えたというのは「日本人の人口」ではなく、
外国人やハーフの子が急激に増えた気がします。
当時は広島市に住んでいたのですが、
今のように平和公園に外国人はほとんどいませんでした。
居ても修学旅行の学生さんくらいで、
小学校の頃に留学生でアメリカ人の子が編入したときは、
芸能人でも見るかのような扱い(笑)
街を歩いてもほとんど外国人を見ることはありませんでしたが、
今は国籍問わずクラスや学年、
あるいは学校に1人や2人くらいはいますよね。
まぁ身近に国際結婚してハーフの子が3人いますが、
自分が子供の頃に比べると、
日本にいながら外国語を喋ることに何の違和感も感じません。

そして一番変わったなと思うのは「皆さん忙しそう」。
これは多分、携帯電話やパソコンが一家に一台ではなく、
一人一台になったからかもしれません。

子供の頃は満員バスで小学校に通っていましたが、
職場以外で仕事をしている人はほとんど見かけません。
当然、携帯電話はもちろんネットも無いからだと思いますが、
今は電車やバスでスマホを見ていない人の方が珍しいかもしれません。

この30年を振り返ると世の中は多くのことが変わったし、
一層便利になったと思います。
コンビニなんて今みたいに無かったし、
24時間営業のお店も少なかった。
時代って本当に変わったんだと思います。

それから自分が二十歳の頃には携帯電話はもちろん、
パソコンを持つ人もずっと増えた。
でも就職氷河期の後ぐらいだったし不景気真っただ中なので、
毎日のようにどこかの線路で自殺者がいたり、
道端でマジックマッシュルームみたいな怪しいものも売っていたし。
ちょうどミレニアムと言われる2000年頃。
個人的には一番荒んでいた時代だと思います(笑)

ちなみにこの頃もアーケードゲームは大人気ですが、
その頃は「鉄拳」の最盛期。
自分もやっていましたがあまりうだつが上がらないので、
再び餓狼伝説にハマるという。
その頃は新宿、秋葉原でプレイしてもほとんど負けませんでしたが、
そもそものユーザーが少ないだけなんですけどね。

その後ゲームをほとんどやることなく、
気付けば子供が生まれて、
今や子供の方がゲーム世代になっています。

そうやって振り返っていくと良いこともあるし、
もちろんそうでないこともたくさんあります。
でもいつの時代が良いかと聞かれたら、
絶対に今が一番良いと思うし、
多くのことに恵まれていると思います。
ただ昔のもので今より良いと言えば、
「音楽」と「映画」。
これだけは譲れません。

時代を追うごとに何事も洗練されているのも事実なので否定はしませんが、
いずれも昔のものの方ができないことが多い中での「必死さ」はあると思います。
今のように情報がなければ繋がりなんてない。
だからこそ自分にできることでチャレンジをする。

もしかしたら、
いつの時代でもそれは変わらないかもしれません。

DA.YO.NE - EAST END×YURI