服は口ほどにものを言う

服は口ほどにものを言う

「人は見た目ではない」
月並みな言葉ですがその通りだと思います。
しかし見方を変えると
「見た目すらちゃんとできない人はどうなのか?」
というのも一理あり。

ということで時計屋でありながら時計の話をほとんどしない、
どちらかと言えば「ファッション」に関わる話が多い変な時計屋。
それがウチのお店です(笑)
そりゃ「一応」時計屋なのでそれなりに時計の知識や経験はありますが、
それだけしか話が出ないと人間的な魅力に欠ける。

例えば「この時計ってどんな服装に合わせたらいいですかね?」と聞いて、
応えられなかったら気持ちが冷めませんか?
あるいはお店からの帰りに「どこか美味しいお店を知っていますか?」と聞いて、
どこでもあるようなお店しか知らないとなれば…
人間としての面白みもへったくれもあったものではありません。

ウチのお店のコンセプトは創業から変わらず
「時計を通したライフスタイルの提案」。
お気に入りの時計を身に着けて、
お洒落をして、
大切な人と最高の時間を過ごす。
時計が目立つのではなく、
全ては身に着けている人が「主役」であり「素敵」であるため。
そういった考えは今も変わりません。

ということで以前購入したファッション御三家「シップス」の顧問でもある、
「鈴木春生」さんの書籍を改めて読み直しました。



年齢が73歳の今でもバリバリ現役の鈴木さん。
この人に憧れている男性の方は少なくないはず。
何より本当の意味で「カッコいい」。
どうせ人は歳を取るのだからこういう歳の取り方をしたい。
そう思える人の一人。

本の内容は先ずは読んでから判断して欲しいのですが、
ファッションは非常に「インスタント」なもので、
手っ取り早く人の見た目を変える最良の方法。
別に高級品でなくても、
身近なところで揃っているものでも十分見た目は変えられる。
要はその先の話がこちらの書籍の内容かなと思います。

見た目や服装は割と簡単に変えられますが、
どうやったって変えられないのが「人生は一度きり」という事実。
しかも終わりがいつなのかは誰にもわからない。
それであれば怠惰に生きるのではなく最期までカッコ良くありたい。
そう思えるのがこの本なのだと思います。

2020年も後半。
コロナウィルスの影響なのかポジティブなニュースが少なく感じますが、
それでも「今年も良い一年」と思える年にしたい。
そしてそう思ってもらえるように何かができればいい。
9月は少しでも暗い雰囲気が買えるようにしたいな。
ということで着々と計画しておりますので、
楽しみにしていてくださいね‼

THE STREET BEATS/さすらいの歌【PV】