先日購入した「イタリアンヴィンテージライフ」。
世界中でもヴィンテージコレクターが多いイタリア。
車で言えばフェラーリやランボルギーニ、
アルファロメオやフィアットなどがあり、
バイクはヴェスパやチャオ、MVアグスタ、
自転車はチネリーなどなど、
ヴィンテージコレクター垂涎のアイテムを多く輩出する国でもあります。
さらに近隣にはフランス、ドイツなどもあり、
ヴィンテージ品に触れ合う機会が多い何とも羨ましい国の一つ。
それだけでなくファッションやグルメ、
アートに建築に何でも揃うだけでなく、
その歴史や文化も非常に奥が深い。
実際にイタリアへ行ったときに街全体が歴史とでも言いましょうか、
道行く全てに重みを感じる国。
改めてイタリアって本当に良い国だなと思います。
今回の書籍はイタリアのヴィンテージ品やコレクターに注視した一冊。
ヴィンテージ好きであれば面白くて仕方がないはず。
読んでいたらひたすら羨ましく思う内容でした。
ではなぜにこの数年やたらと「ヴィンテージ」が注目されるのか?
やはり一番は大量生産されない、
またはできないというところではないでしょうか。
昔は今のような生産ラインもなく、
それこそ工具や機械も現代のものほど確立されていない。
だから大量生産をしたくてもできない。
そして人が手作業で行うとなれば適当なことはできない。
そういったことがあるからかもしれません。
それと各アイテムがそれぞれの時代を感じられるというところもポイント。
その時代時代に合わせたデザインは趣があり、
今には無い大胆なデザインは心惹かれるものがあります。
こういったものを経て今があるのですが、
やはりこの「アナログ」な雰囲気は時間の流れすらゆっくりに感じます。
現代は便利になった反面、
情報過多な部分も多く感じます。
もっとゆっくりしてもいいのではないでしょうか?
イタリアの食文化に「スローフード」というものがあり、
丁寧に育てられた食材を料理し、
家族や友人を一緒に会話をしながら食べるというものですが、
一人でササっと済ませる「ファーストフード」と真逆なもの。
そういった文化のようなものもヴィンテージ品からは感じ取られるのかもしれません。
あと少しで8月になり日本では「お盆」があります。
今年はコロナウィルスの影響でどうするのかは未定ですが、
帰省しても外に出歩くような雰囲気ではなさそうなので、
家族や親戚とゆっくり過ごすのも良いかもしれませんね。
もしかしたらコロナウィルスの影響は、
「忙しすぎた日々をもう少しゆっくり生きよう」
そんな意味合いもあるのかもしれません。