久々に「重量感」を感じました。

久々に「重量感」を感じました。

先日お客様からご依頼された時計の修理。



こちらはメンテナンス前。
かなり久しぶりにロレックス・デイデイトを持ちましたが、
全て18金素材なので「重い」‼
見た目以上に持った時の重量感は圧巻です。

今回は20年以上オーバーホールをされておらず、
カレンダーのクイックチェンジができなくなっていました。
そしてバネ棒も片側が折れていましたので、
今回は外装の研磨も含めしっかりとメンテナンスをさせて頂きました。

オーバーホール¥27,500
新品仕上げ¥11,000
バネ棒交換¥8,800
カレンダー車交換¥22,000
巻上車交換¥15,400
合計¥84,700

この年代のロレックスは良くも悪くも「しっかり動く」ので、
メンテナンスをされていないことが多い。
今回はこの金額で収まったものの、
ゼンマイやローター芯、
それこそリューズの交換なども入れば相当な金額になるところ。

最初は「直らないかも」と不安でしたが、
思ったよりはパーツ交換が少なく済んだので直りました。
しかし定期的にオーバーホールを行えば大きな修理にならなくて済みます。
特にこの年代から以前のものはパーツ代も高騰しておりますので、
やはりメンテナンスをしっかりと出してくださいね‼

ちなみにこの時計の当時の価格はお客様も分からないそうでしたが、
恐らく300万円前後だった気がするそう。
多分90年代頃に購入されたのであればそのくらいの金額だと思いますが、
現行品で同じような時計だと推定800万円越え…
ヒョエー‼
当時の金額でも途轍もなく高価ですが、
今回ご依頼頂いて修理ができたことはお客様はもちろん、
自分たちにとっても大変嬉しいできごと。

本来であればビフォアアフターのように、
修理前と後の写真を掲載したいところですが、
修理後は実物を持たれているお客様に見せたいので逐一写真は撮りません。
実際に目にした瞬間の感動をお客様に感じて欲しい。
なので、
修理をお考えの方はぜひぜひご相談くださいね。
今持っている時計が本当に新品のように蘇りますよ‼