時計に限らず「機械モノ」は、
定期的なメンテナンスが必要なことは過去ブログでも書いてきました。
車やバイクなどの安全が関わるものは「命に直結」するものなので、
メンテナンスの重要性は何となく分かると思いますが、
時計は別にメンテナンスをしなくてもケガもしなければ死ぬことは無いと言えます。
とは言え調子良く動くからと言ってメンテナンスをせず、
無理矢理にも動かされる時計もかわいそうな気がします。
そこはユーザーの心情次第ですが、
やはり定期的にオーバーホールはご依頼ください。
今回は顧客様からご依頼頂いた現行品のサブマリーナデイトのオーバーホールと新品仕上げ。
8年くらい前に購入されたけどオーバーホールはまだしておらず、
色々と説明したところ当店へご依頼くださいました。
自分が会社員を辞めるくらいにこのサブデイトが出たと思いますが、
見慣れたはずの時計も数年も経てばまた違って見えるものです。
こんなに大きかったっけ?と思えるボリューム感ですが、
機械自体は基本的な構造を変えることなく旧型と同じハイビートムーヴ。
なので修理自体は特段大きなダメージが無ければ問題ありません。
これから内部を分解し見積もりのご連絡ですが、
この手の機械は普通に使っていても構造上パーツの摩耗が激しい。
使用期間を考えると大体の場合は、
基本料金+2万円前後を見ておけば大丈夫だと思いますが、
修理後も定期的にオーバーホールを行うことで、
大きなダメージを防ぐことができます。
愛着を持って使われてきた時計だからこそメンテナンスは欠かせませんが、
修理を依頼してもらえる場所を提供し続けられるように、
これからも頑張らないといけませんね‼