実は好物と思っていなかったけど、
あればついつい食べてしまうのが「ウナギ」。
夏場はもちろん冬の魚なのでこれからの季節も好んで食べるであろうウナギ。
無ければ無いで困ることは無いのだろうけど、
あればきっと迷わず食べてしまうから好物だということなのでしょう。
少し前に福岡で有名な鰻専門店のアノお店へ行こうとしたところ、
福岡の美味しいお店を熟知した食通に、
「あんなところ行くもんじゃない!あそこは観光地みたいなもので高いばかりで大したことないよ‼」
と忖度の無い一言の後に勧められたのがキャナルシティ近くの「柳川屋」。
九州はウナギの産地でも有名らしいのですが、
鰻専門店と聞くとお店が多くないのかピンとこない。
職人さんに聞いても「ウナギはスーパーとかで買って家で食べる」そう。
広島も同様で鰻料理が食べられるお店は皆無。
広島と言えばアナゴが何より有名ですね。
今回初めて行った柳川屋の鰻料理は人生一番の美味しさ。
値段はもちろん安くはないけど、
もし鰻料理が好きな方がいたら紹介したい。
こちらは俗に言う「うな重」。
最早コメントの必要すらない美味しさ。
上の写真は蒸篭蒸しで甲乙つけ難い。
あっさり食べたい方は蒸篭蒸しでこってりが好きな方はうな重。
ここのお店はまた行きたいな。
ところ変わり先月の築地事務所の営業が終わり、
丁度昼過ぎだったのでお昼ごはんを食べようと銀座方面へ歩いていたところ、
「アド街ック天国」で観た「銀座四代目高橋屋」へ行ってみました。
本店は埼玉にある明治時代から続く超老舗。
テレビで観て機会があれば行ってみたいと思っていたら、
思いの外、早々にチャンスが来ました。
次いつ来られるか分からないので贅沢かもしれませんが「天然うなぎ」を注文。
もう悶絶級の美味しさ。
ウナギの鮮度や脂の美味さは極上、
そして薬味の山椒がとにかく桁違いに香りが良くて美味しい。
ここのお店は時間帯によって料理が出るまで凄く待ちます。
というのも鰻をおろした後にじっくりと焼き上げるので、
出てくるのに1時間近くはかかるよう。
お腹が空き過ぎて辛いところですが、
その時間も忘れてしまうほどの美味しさなので待つ価値あり。
事前に予約をしておけば少しは早くなるそうです。
東西のウナギを食べ比べて結局…「鰻」は美味い(笑)
味付けなどの些細な違いはあるもののどちらも本当に美味しい。
いずれにも言えることは鰻料理の値段の高さは、
ウナギの泥抜きから始まり丁寧に捌いて焼き上げる。
回転率がとにかく悪いうえ食材の鮮度も求められる。
目の前で調理をしているのを見ると本当に大変な仕事だと実感しました。
鰻料理は値段だけでは判断できない、
「職人技」が垣間見られる料理でした。