夏に買い溜めしていたニットがようやく出番です。
こちらはセッティフィーリカシミアというイタリアのブランドのものです。
ヨーロッパの中でも特にイタリアなどはニット産業も盛んで、
環境の良い山々があるので羊などから品質の良いニットを作ることができるそうです。
ちなみにこちらの定価は5万円くらいしますが…
新品で2万円位で買いました!
ニットは近年ユニクロなどのファストファッションから数千円、
カシミア(本物かどうかは別)が1万円前後で販売されているので
1シーズン着れば十分という方も少なくないはず。
ですが自分としては気に入ったものはできるだけ長く使いたいのと、
品質の悪いニットは化繊を使っていることが多いので身体がかゆくなるのです。
アレルギーは無いはずですがどうもアレが苦手なので、
できるだけ天然素材のニットの方が良いと思っています。
しかしちゃんとしたニットはインポート物だとウールで5万円くらいから、
カシミアともなれば10万円以上はします。
とてもじゃないけど買えません‼
だからといって日本製で探すと意外と見つからない。
なぜならニットは日本では羊毛はあまり採ることができないので輸入するしかない。
そうするとコストがかかり更に染色までしていたら…インポート物より高くなるそうです。
だからファストファッションのように中国や東南アジアなので製造された安価なものか、
ヨーロッパのブランドのものの2極化になってしまうんです。
この季節はシャツやジャケットだけだと保温が効かないのでニットは欠かせない。
でも品質の良いものは高くて買えない…
そう言ったときに数年前から実践しているのが
「ニットのような定番で充分なものは季節外の時に買う」
そうすると半額以下で買えることが思っている以上にあるんです。
シーズン中は当然定価販売でセール時に30%オフなことはよくあります。
ですがセールでも売れ残ったらどうなるか?
さらにセールにかけますがそれでも残ることがある。
そうするとお店や会社は在庫を持つと税金がかかるので早く手放したい。
だからどこかで必ず「投げ売り」しているんです。
一昔前はブランドのファミリーセールをよく活用していました。
最近はネットの普及もありオンラインショップで格安販売していることもありますが、
実物が見られませんから安いと言っても少しリスキー。
そんな時にお勧めなのが
「古着屋を片っ端から回ってみる」。
ここからは個人的な予想ですが、
最終的に売れ残った商品をお店の人が古着屋さんや委託販売しているお店に預けていると思うのです。
普通に考えればタグが付いたままの新品の服なんて当たり前ですが古着屋さんなどで売っていはずがない。
というのは一昔前。
洋服屋で在庫を抱えるのは色々な意味で物凄く大変。
どうやっても売れない物なら多少損してでも現金化したいという心情も分かります。
そこで古着屋で二束三文でも売れれば現金化できる。
なので季節外に古着屋を片っ端から当たれば何かしら欲しいものがある可能性がある。
という勝手な予想です(笑)
以前も古着屋巡りについて色々な人と話しましたが、
最近の古着はかつてのヴィンテージ品って意外と置いていなかったり、
あってもとんでもない高価なものになっています。
リーバイス501XX66前期なんてそこそこの状態で2万円台で買えたのは大昔の話。
今じゃ絶対買えないのですが、
店内をウロついていると新品の商品が置いていることがあったりします。
最新のものでなくても定番で長く使えそうなものが安く買えれば最高ですよね。
かつての古着屋巡りとは違う趣旨になっていますが、
これも時代に合わせていけば楽しみ方も多少は変わってきます。
「あの時はこの値段だったのに」
「昔は○○だったのに」
そんな気持ちもわからなくないですが過去を振り返っても何の意味もありません。
インターネットの普及で様々な情報が手に入れやすくなった分、
好きなことを自分なりに楽しむことがより一層できるようになったのも今の時代。
自分が中学や高校生の頃に巡っていたころの古着も楽しかったですが、
新品で定価が高いものが手の届く範囲内で買えるというのも良いものです。
自分の中の「掘り出し物」が見つかった時の嬉しさは何物にも代え難いもの。
アラフォー世代以降はきっと古着が身近な世代。
ファストファッションでも悪くないかもしれませんが、
今一度あの頃の楽しさを思い出すのも良いですよ‼