この十数年で物価は大きく高騰し、
昔ほど買い物をすることが簡単ではなくなった気がします。
その分、多くの情報が手に入れられるので、
自分にとって必要or不必要というものが分かりやすくなった気がします。
衣類だと冬物の洋服はとにかく値段が高くなり、
モンクレールやデュベティカなどが一世を風靡した後は、
ムーレーやヘルノなどをはじめ多くのインポート物が日本で紹介され、
気付けば庶民の手には届かない存在となりましたが、
それならと10年ほど前に登場したのが「デサント・オルテライン」。
デサントと聞いてピンとくる方はきっと40代以上の方。
自分もバスケットボールを始めた小学生の頃に、
母親がセールで買ってきたデサントのトレーニングウェアを着ていましたが、
個人的なイメージとしては「地味」「ダ〇い」。
20年ほどの時が経ち確かmonoマガジンで紹介されたのがオルテライン。
モンクレールなどが全盛の頃に登場した「オルテライン×水沢ダウン」なので、
よほどの服好きか物好きくらいしか知らず値段も安いとは言えない代物。
でも毎年と言っていいほど大手のセレクトショップで扱われたり、
別注品が出たりで知名度が一気にアップ。
今ではオルテラインのダウンを着ている方を見かけることも増えました。
かくいう我が家は嫁が数年前にダウンを購入。
自分はダウンは暑いし他のものがあるので軽衣料のものが欲しいと思っていましたが、
良いなと思うと即完売。
買うタイミングを逃してようやく購入したのが甥っ子と色違いで購入したフリースジャケット。
これがめちゃくちゃ暖かくて子供の送り迎えに着やすくて大のお気に入り。
そして今年は春物のセットアップで何かを買おうと思い立ち寄ってみると、
オルテラインから新しいラインナップがあるとのこと。
新作では多くのアイテムが販売されていましたが、
先ず購入したのがナイロンパンツ。
その時に買おうか悩んだスウェットは昨日嫁が買ってくれました(笑)
ナイロンのパンツもスウェットも生地が薄いのに凄く丈夫。
何より嬉しいのが洗濯してもすぐ乾く。
休日に子供と遊びに行くとすぐ汚されるし、
これからは花粉症の季節なので自宅で洗濯ができることは必須。
海外ブランドのような華やかさはありませんが、
色や柄を使わない至極シンプルなアイテムが多く、
都会的で洗練されたデザインがオルテラインの良さ。
「日本の製品ってやっぱこうだよね!」
と言いたくなるようなものが多いので、
今ではお気に入りのブランドです。
40歳を過ぎると自分にとって似合う似合わないは大体は分かるようになります。
流行りのものもそれぞれに良さはありますが「至って普通」というのが一番心地が良い。
あれもこれも手を出すような時期はもう過ぎていますので、
本当に必要なものだけをほんの少し。
来月はナイロンパーカーを買いに行こうかな。
もうデサントの人みたいだ(笑)