今年4月は「金=GOLD」の価格高騰が過去最高とニュースで報道されました。
金は腕時計やジュエリーなどの宝飾品だけでなく、
スマートフォンやパソコンなどの精密機器にも使用される需要の多い素材です。
最近では腕時計と同じで投資目的で金を買われる方が多いようで、
様々な場面で金の需要が高まっている中、18金素材の腕時計も価格が上昇しております。
何でもかんでも値上げが続いていますが、逆に値上げが続く今だからこそ掘り出し物に出会えることも。
当店で扱う18金素材の腕時計では比較的リーズナブルなものがこちらです。
「オーデマ・ピゲ 18金ホワイトゴールド製 ラウンドモデル」
1875年にスイスで創業された世界3大腕時計ブランドの一つ。
自社でパーツの製造から組み立て、販売までを行う「マニュファクチュール」と呼ばれる数少ないブランドです。
今はラグジュアリースポーツモデルの代表格と言えるロイヤルオークが世界中で大人気ですが、
超高級腕時計ブランドらしくドレスウォッチも有名なオーデマ・ピゲ。
元々の価格が高価なものということもあり、オーデマ・ピゲのヴィンテージモデルは同じものに再び出会えない面白さがあります。
マットなホワイト文字盤が映える18金ホワイトゴールド製の薄型ケースは風防を含めた厚みが6mm未満。
ドレスウォッチの原点とも言えるデザインをした2針モデルは、極めてシンプルで風格のある一品。
腕時計を追求すると無駄なデザインや機能を省いたシンプルな時計に辿り着きますが、
シンプルを究めたらこういったデザインになるという手本のような腕時計です。
自分の年齢を重ねるたびに時計の魅力が増すような雰囲気を感じます。
ムーヴメントはジャガールクルト製Cal.803をベースに1952年に誕生。
当時、世界で最も薄型のムーヴメントとしてオーデマ・ピゲの一時代を担った名機です。
この機械の優れたところは安定した精度の高さはもちろんのこと、
ゼンマイの巻き止まりまでスムーズに手巻きが行えることも挙げられます。
それだけの機械を生み出したオーデマ・ピゲの技術力の高さも世界3大ブランドに数えられる所以と言えます。
高級腕時計がなぜ高価なのかと言われるとイマイチ分かりにくいところもありますが、
外装だけでなく機械にも研究を重ねた成果を表現していることもあり、
小さなネジ一つにも徹底して拘っているからでもあります。
既成のパーツを組み合わせただけではないマニュファクチュールブランドならではの魅力がそこにはあり、
所有することを誇りに思えるような腕時計が存在する。
それがオーデマ・ピゲという腕時計ブランドの魅力です。
これだけ奥が深い時計が価格高騰の続く金素材であると考えれば、
意外とお手頃な気がしてきませんか?