メーカー修理の判断について

メーカー修理の判断について

当店で販売するカルティエの製品は一部をメーカーに修理依頼します。

 

お客様から頂くご質問の一つに、

「メーカー修理と自社修理の違い」について聞かれますので簡単に説明いたします。

 

ヴィンテージウォッチは仕入れの段階で9割以上が「未修理」の状態。

そのまま使用できるものもあれば使用できないものもあり、

商品によって修理先を判断しております。

 

また私共のようにエンドユーザーの方に販売する店舗は仕入れた状態の「現状販売」という条件でない限り、

多くの場合はメンテナンスを行って商品を販売します。

 

メンテナンスの内容はお店によって異なると思いますが、

私共の場合は「日常的に使用ができる状態」まで修理を行いますので、

仕入れた商品は全て修理を行い販売しております。

 

修理の内容としては基本的に全ての商品にオーバーホールを行いムーヴメントを整備し、

外装については必要であれば再メッキや研磨などを行い見栄えを良くすることもあれば、

当時のオリジナリティを重視して洗浄のみを行う場合もあります。

 

先ず自社で修理を行う場合は、

「今後もオーバーホールで状態を維持できる」のであればメーカーへ修理依頼は行いません。

そういった場合はムーヴメントや外装のパーツなどもストックしており、

リューズやネジ類なども含め純正パーツを使用して修理し販売します。

 

一方でメーカーへ修理を依頼する場合は、

ムーヴメントが古い規格のもので入れ替えない限り修理ができない場合や、

文字盤などのパーツに強いダメージが見られる場合などです。

 

ムーヴメントは機械式のものであればストックパーツがあることがほとんどですが、

クォーツモデルの場合は現行の規格のものではなく古い規格の場合、

回路やパーツの手配ができません。

そうなるとオーバーホールでは直すことができないのです。

 

私共で販売する商品は全て当店で責任を持って修理対応を行うよう心掛けておりますが、

古い規格のクォーツムーヴメントは一時的に動いたとしても、

今後も直しながら使うことができない可能性の方が高い。

 

それであれば販売時にメーカーで修理依頼をしムーヴメントを新しい規格のものに交換してもらう。

そうすれば余程のことがない限り当店のオーバーホールで十分対応ができる。

そういった考えからメーカー修理を行った個体を販売しております。

 

外装についてもカルティエのヴィンテージモデルは文字盤がヒビ割れていることが多いので、

あまりにも見栄えが悪い場合は新しいパーツに交換した方が、

ユーザーにとっても気持ちよく使えるという考えがあります。

 

どちらが良い悪いとは言えませんが、

ご購入される方がご自身に見合った商品をお選びいただけることが一番であり、

ご購入後のアフターサービスは当店で責任を持つことが、

お客様にとっての安心材料となれば何よりです。

 

 

こちらはこれからメーカー修理を行う予定の商品となり、

一つ一つ裏蓋を開け内部をチェックしムーヴメントなどを確認します。

 

このムーヴメントはすでに生産が終了したものでパーツはほとんど手に入りません。

そのためメーカー修理でムーヴメントを新しいものへ入れ替え、

必要なパーツを全て新品に交換します。

 

ここまで作業を行ってホームページに掲載し販売を行いますので、

仕入れた段階から時間と手間を掛けていることが伝わると、

ご購入されてからも時計への愛着も増すはずです。

 

ヴィンテージウォッチは一期一会のアイテムであるのと同時に、

「運命のめぐり逢い」とも言える素晴らしいもの。

 

多くの中から当店をお選びくださり、

ご購入くださった時計を末永くご愛用頂ける。

 

そのためにベストな環境を整えることを当店では行っておりますので、

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいね!