本日入荷した「カルティエ・パシャ35」は個人的にトップクラスの使いやすい時計だと思っています。
デザインの良さはカルティエの時計であるのと同時に、
ジェラエルド・ジェンタによる1940年代の最初期パシャを「リデザイン」したもの。
大きさはシリーズで言えば32mmから42mmと非常に幅広いのですが、
日本人男性にとってベストな35mm。
大きすぎず小さすぎないちょうどいい大きさ。
機械はデイト機能付きの自動巻きですが、
ローターの回転効率がちょっと悪いクセのある機械。
ロレックスなどをイメージすると自動巻きの巻き上げが弱いので、
自動巻きの時計ですが手巻きの併用は必須なのです。
そんな愛らしい時計ですが服装を選ばない使いやすさはカルティエ随一。
フォーマルはもちろんカジュアルにも合わせやすく、
デニムやミリタリーをはじめレザーにもよく合う。
服装を選ばないと一言で言っても、
その汎用性の高さは何物にも代えがたい魅力があるのです。
プライスは今売られている30万円以下の時計では間違いなくコストパフォーマンスが高い。
この金額帯で同じポテンシャルのある時計は思いつきません。
あらゆる場面で使いやすいと考えると、
パシャ以外で候補が見つからないほど。
とにかく推しな時計ですが持てば分かるこの魅力。
この時計一つあれば他は要らないと言い切れるほど、
本当に持ってよかったと思う時計です。
今回の個体は良い感じのインデックスの焼けもあり旬なネオヴィンテージ。
この時計以外ここまで勧められるものは無い…かもしれません!