本日入荷した「カルティエ・マストタンク」はシリーズでは非常に数の少ない純白のホワイト文字盤を採用した貴重なアイテム。
1990年代半ばにこのデザインがラインナップされた「前期型」と、
1999年頃に大幅なマイナーチェンジを行った「後期型」の同時入荷です。
マストタンクで白文字盤と言えばプレマストタンクですが、
クォーツモデルでホワイト文字盤は意外とありません。
オパランとアラビア文字盤は白ではなくホワイトシルバー、
唯一この時計と対極的な飛びアラビア文字盤がホワイトですが、
カルティエらしさという意味ではこちらの飛びローマ文字盤でしょう。
ケースの型番から推測すると1990年代半ばにラインナップされたと思われ、
旧式の型番ではこの文字盤は見たことがありません。
そのためもっと前から存在した場合はどうかお許しください(笑)
一応そういった経緯であると考えた場合、
前期型の生産期間は推定5年前後、
後期型は1999年から2004年くらいまでラインナップされているので、
それぞれの生産期間は非常に短く、
実物は大きさの違いなどもあり別物のような時計なので、
いずれも非常に希少な存在と言えます。
以前からマストタンクでこのデザインを探されている方は、
「なんだか見かける機会が少ないな?」と思われているかもしれません。
大人気のオパランより入荷数は断然少ないことと、
入荷するとすぐに売り切れることもあるので、
実際に売られている時間そのものが短いこともあります。
今回は同じデザインの前期型と後期型が同時に入荷しましたが、
記憶になる中では初めて?だったと思います。
微妙な文字盤のデザイン違いやケースの大きさ、
細かいディテールの違いなどが見比べられる絶好の機会です。
どちらが良い悪いはなく両方それぞれの良さがある。
同じシリーズでも年代による違いを愉しんでいただけるはずです。
いずれも販売に当たり内部のオーバーホールとケースの再メッキ、ガラスの張替えも行いコンディションも抜群。
前回入荷の際もそれぞれ非常に早い段階で売り切れましたので、
お探しの方は本当にお早めに!