本日入荷した「セイコー・クレドール」は久しぶりの2トーングレー文字盤。
身に着けていることを忘れてしまうほどの薄型ケースは実用性にも優れ、
日本製の最高峰だけあってクォーツ時計でもしっかりと動いてくれます。
自身も同じ時計を使っていますがフォーマル時での実用性は言うまでもなく、
カジュアルにも合わせやすいので非常に重宝しています。
機械式時計と違いほとんど操作をしなくていい楽さも魅力ですが、
何よりこの年代の国産時計にしては舶来品を思わせるデザインが非常に気に入っています。
それはファーストモデルに当たる通称「ロコモティブ」がジェラルド・ジェンタによるデザインで、
2代目以降はセイコーの社内でデザインされたとされます。
その際にファーストの影響を色濃く受けたこともあり、
こちらの9300シリーズもジェンタデザインを思わせる雰囲気を感じられます。
9300シリーズはクレドールが誕生して以来、
非常に多くのデザインバリエーションがあります。
その中でもオールステンレスでシックなグレー文字盤は非常に人気が高く、
最近では非常に注目されている国産腕時計です。
今回は本当に久しぶりの入荷となりましたが、
比較的コンディションも良く文字盤も綺麗。
価格もアンダー10万円で選べる時計としてはスペックも良く、
当時の国産腕時計の最高級クォーツ時計というコンセプトも刺さるものがあります。
この時計の使いやすさは自分で使ったことで強く実感しており、
人気モデルになる理由も納得させてくれる一品。
改めて国産腕時計の抜け出すことのできない魅力を感じます。
ご購入される方はぜひご注意ください。
国産に手を出すともう他の時計には戻れません(笑)