意外と珍しい時計。

意外と珍しい時計。

久しぶりに入荷した「ジャガールクルト・レクタングルモデル」は、

実は意外と珍しい時計なのです。

デザインを見ると「あら?カルティエの時計?」と思われるかも。

そう、ジャガールクルトはカルティエと縁を切ることができない存在でもあり、

現在のカルティエが存続するのはジャガールクルトの影響が大きいのです。

 

ジャガールクルトは今でこそ有名な時計ブランドの一つですが、

20年くらい前は知っている人は時計に興味がある人くらい。

一般の方にはほとんど知られていないニッチなブランドで、

名前を出しても「車のメーカー?」くらいの認知度。

 

2000年代が終わるころの高級時計ブームでジャガールクルトも一躍有名となり、

今ではレベルソをはじめ多くのモデルが選ばれるようになりましたが、

ジャガールクルトはどちらかと言えば「時計ブランド」というより、

「時計メーカー」の方が正しい位置付けかもしれません。

 

時計は外装をはじめ内部のムーヴメントを自社で作るメーカーもあれば、

それぞれを外注で製作するメーカーもあり、

カルティエも各パーツを外注で依頼しているメーカーの一つ。

ムーヴメントの製作をジャガールクルトへ依頼しており、

今では同じリシュモングループの傘下となるので、

言わば兄弟のような間柄です。

 

今回入荷したレクタングルモデルも、

どことなくカルティエ・タンクを思わせるようなデザイン。

もしかしたらカルティエのデザイナーがデザインしたかもしれない、

そんなことを妄想してしまいますが、

タンクでジャガールクルトのムーヴメントを使っていれば、

価格は200万円近くすることでしょう。

 

そう考えると同じメーカーの機械を使って近いデザインの時計が、

思っているよりも手頃に手に入る。

さらにコンディションが物凄く顕著に出るブルーカラーの文字盤で、

ここまで綺麗なものも意外と珍しい。

 

程良く小振りなサイズ感でタンクのLMサイズとほぼ同じ。

女性にも身に着けられる大きさなので兼用もアリ?

 

使いやすいステンレスケースに個人的に好きなネイビー文字盤。

最近はあまり見なくなっただけに余計に欲しい(笑)

こちらもお早めに‼