本日入荷した「セイコー・ファーストダイバー」は1965年に誕生した日本製初の本格ダイバーズウォッチ。
ここから日本製ダイバーズウォッチの歴史が始まります。
セイコー初の潜水を可能にしたとされるファーストダイバーは、
リューズはネジ込みでないため防水性能に疑問がありますが、
実用性を前面に考えられた歴史的名作。
ムーヴメントは精度と耐久性に優れた名機とされるCal.6217。
手巻き機能の無い完全自動巻きのムーヴメントは、
セイコーを代表する機械の一つです。
外観は舶来時計のような丸みのあるデザインというよりは、
角張ったラグにも見られる通り武骨な印象。
ダイバーズウォッチらしさを感じるスポーティさと、
ガシガシ使うことを想定されたようなタフさを感じます。
文字盤はサンレイ仕上げのグレー文字盤。
セカンドモデル以降はブラックとなりますので、
この文字盤の色もファーストダイバーの特徴ですね。
サイズ感は当時の時計としては比較的大きめ、
と言っても今の時計に比べれば普通サイズとも言える大きさですが、
デカ厚なイメージの強いダイバーズウォッチでは使いやすい大きさと言えます。
実際に自分で保有していたファーストダイバーも非常に使いやすく、
大き過ぎてジャマという感覚はありませんでした。
昨今見かける機会の少ないファーストダイバー。
今回はかなり久しぶりの入荷ですが、
今となってはセイコーのレアモデルであり、
何度も復刻モデルが発表されるほどの高い評価を受けているアイテム。
特に人気の高いスポーツモデルは探されている方も多いはず。
「最近見ないな~」という声も聞くくらい、
本当に最近は出てこないレアモデルですので、
この機会は絶対にお見逃しなく!