最初で最後の入荷?

最初で最後の入荷?

本日入荷した「カルティエ・サントスヴァンドーム」は、

LMサイズの入荷は当店で初めてとなり、

きっと今回で最後の入荷になるかもしれません。

というのも1980年代の一時期にラインナップされ生産期間がとにかく短い。

それはデザインを見れば分かる通りクセが強めのデザインで、

ここまで来ると好きな人にしか伝わらなすぎる。

恐らく当時はかなり不評だったと予想されます。

 

これが40年近くも経てば時代が追い付いてようやく評価がされ、

よく言えばレトロなデザインは今では最も重要なポイント。

そしてロレックス・手巻きデイトナなども同じで、

当時評価されない時計は後々に大化けする可能性を秘めています。

 

ただデイトナほどの爆発力は無いにしても、

マニアックなほどに設計されたケースやブレスレットのデザインやディテールは、

ジュエリーと同等のカッティングや研磨などの技術が集約されており、

腕時計以上の工芸品としての評価はされても良い代物と言えます。

 

こう言う部分はカルティエの素晴らしさでもあり、

時代を先取りしすぎるところも「らしさ」かもしれません。

 

今回はカルティエのコンプリートサービスが永年無料となる永久保証書付き。

この時点ですでに希少であることは確かですが、

生産数の短さから来る個体数の極端な少なさに加え、

今回のメンテナンスはかつてないほどに徹底しています。

 

コンプリートをはじめ文字盤、針、リューズ、各種ネジ、ブレスレットピンやバネ棒、

さらにミドルケースとバックケースも新品なのです。

ここまでバチバチに仕上げた個体は見たことがあるでしょうか?

 

そして当時のボックスや冊子なども付属する奇跡に近いアイテム。

これ以上の個体はまず出てきませんし、

仕入れと販売価格を鑑みて出せる最初で最後のプライス。

 

今回に限りできる限り仕上げておりますが、

今後はここまでやれません(笑)

値段が全く合わないので「できない」が正解です。

 

時計自体は本当にクセがあるので好みが分かれますが、

これがヴィンテージウォッチの面白さであり愉しさ。

それを十分に理解できるポテンシャルを秘めており、

これが最高にカッコイイのです。

 

これが分かる方に買って欲しいと思うのと、

ここまで仕上げたのでこれからも大切に使って欲しい。

 

このアツい気持ちが分かってくださる方からのご注文お待ちしております‼