本日入荷した「オメガ・コンステレーションデイトCライン」は当店でも人気の定番アイテム。
ただいつもよりちょっとレアなのです。
見た目は人気のシルバーバークダイヤル。
いくつかある文字盤のバリエーションの中でも華のある、
そして当時の高級機種に見られる仕上げです。
ただこちらのブレスレットは「MADE IN U.S.A」表記のあるバックルという、
実はオメガで稀に出てくる貴重なものです。
1960年代から1970年代はオメガにとって重要な北米市場が非常に好評。
言うまでもなくスピードマスターの存在の大きさは紛れもないものですが、
シーマスターなどのプロフェッショナルモデルも品気を博し、
オメガ最高峰のコンステレーションは非常に高価な時計として有名でした。
ただ当時の関税などの関係で、
時計本体にブレスレットを取り付けたまま輸入すると高額な関税がかかったそう。
日本でも1980年代に日本製のロレックスのブレスレットがあったくらいなので、
主要取引国だったアメリカや日本、
メキシコなどで生産されたブレスレットが見られると聞きました。
ロレックスではアメリカンブレスレット付きのものが非常に重宝されておりますが、
オメガではマイナーな話のためかあまり注目されておらず、
値段の違いも大きくはありません。
今回の個体は珍しいアメリカンブレスレット付きで、
全体のコンディションも非常に良好。
こういうアイテムが後々化ける可能性は否定できませんが、
そうでなくとも面白みのある時計だと思います。
個人的にもちょっと欲しい時計かも…。