本日入荷した「カルティエ・サントスオクタゴン」は1980年代の名作。
8角形のベゼルを装着したカルティエ初のステンレス素材を用いた時計。
カルティエのシンボルの一つ「ラブブレスレット」と呼ばれるビスをモチーフにした人気のデザインの個体です。
今の時計と比べると非常に小振りで女性用のサイズに近いLMサイズ。
それもあり男性だけでなく女性の人気も高いのがサントスオクタゴンの魅力であり、
実用性やデザインの高さは生産終了となった今も選ばれる理由です。
この特徴の多いデザインは今にはない雰囲気があり、
1980年代の時代を感じられそうな気がする時計。
1980年代は時計に限らず車やバイクなども、
角張ったデザインや丸みを帯びたデザインが入り混じるので、
統一されていないそれぞれのアイデアが垣間見えるものが多い。
こちらも角ばったベゼルやケースに丸型ガラスのアンバランスさが目を惹きます。
街中を走る旧車のフェラーリやベンツなども角ばったものや丸みのあるものが混在しており、
それらが目を惹くのは当時の最先端というだけでなく、
後世に残るデザインを選んだからかもしれません。
個人的に1980年代の車が気になりますが維持費が…ね。
時計に関してはそこまで深く考えられたとは思いませんが、
このデザインにはこのサイズだから魅力的に感じるのだと思います。
これが少しでも大きいサイズになったらきっと魅力を感じない。
そんな気すらしてきます。
ただ気になる時計の維持に関しては、
実は今のものより大きくお金が掛かることは少ない。
古い時計だから修理代が高いと思われがちですが、
時計は古いものの方がしっかり作っていたりするので、
余程のことがなければ通常のオーバーホール代で間に合うことが多い。
でも丈夫でも定期的なメンテナンスは欠かさないように!
過去の取り扱いも非常に多い時計ではありますが、
年々コンディションの良い個体は減っています。
今回の個体は比較的綺麗なものとなりますので、
こちらもぜひお見逃しなく!