本日久しぶりに入荷した「カルティエ・パシャC35」の外ベゼル。
90年代の代表的な腕時計の一つで、
「ビーチサイドウォッチ」をコンセプトとした名作。
パシャと言えば90年代に女性から火が付き、
「大きめの時計を身に着ける」ことがブームになった時代。
その後、「デカ厚」と呼ばれる時計が男性に流行りましたが、
現在の時計のトレンドはパシャを筆頭に90年代に始まったと言えます。
当時は自分が高校生くらいだったので時計のことはあまり分かりませんでしたが、
「オシャレな女性の時計」というイメージがパシャにあります。
パシャが爆発的ヒットの後にカルティエの時計全般が流行りはじめ、
時間をかけてオシャレな男性にも受け入れられたのも90年代。
そんな時代背景を作ったほどの名作なので、
アラフォー世代以上にとっては懐かしくもあり、
この時計がどれだけ使いやすかったかを覚えているはず。
そしてこの洗練されたデザインも分かって頂けるはず。
ダイバーズウォッチなどは昔からゴツゴツとした大きな時計で、
決してスーツなどに身に着けられるものではなく、
カジュアルの時に主に使う汎用性の低い時計でしたが、
ダイバーズウォッチほど武骨ではないデザインを持つ時計として、
パシャやロレックス・ヨットマスターなどが台頭。
今では少し小振りに感じる35mm経の時計も少し厚みがあるのでちょうど良く、
カルティエらしい上品なデザインも非常に秀逸。
レギュラーモデルのパシャCと違うリューズガードの大粒のスピネルも◎。
特徴的なブレスレットも時計との相性がいい。
パシャは自分でも使っていますがとにかく使いやすい。
手首周りが細いのですが意外と時計の大きさも気にならず、
カジュアルにもフォーマルにも合わせやすい。
サントスと並ぶ実用的な時計として非常に重宝します。
今回の個体は当時の付属品も完備しコンディションも良好。
人気モデルの中でも特にこれは見逃せないアイテムです。
何より自分も欲しいので(笑)