ヴィンテージ感が際立つ1970年製のロレックス・オイスター。

ヴィンテージ感が際立つ1970年製のロレックス・オイスター。

本日入荷しました「ロレックス・オイスター」は1989年で生産終了となった手巻きモデル。

ヴィンテージロレックスをはじめ機械式腕時計の入門モデルとして現在も大人気のアイテムです。

 

 

こちらは1970年Ⅳ期製造となり、今から約55年ほど前に造られたヴィンテージウォッチ。

当時のロレックスの定番モデルで超ロングセラーシリーズの一つ。

 

日付などの機能は無く「時刻を知る」という腕時計の基本とも言える機能のみ。

さらにロレックスの代名詞でもある自動巻きの機能すら削ぎ落とした、最低限度の機能だけを搭載しつつも、

ロレックスを代表するオイスターケース(防水機能)を採用したストイックなモデル。

 

この時計から機械式腕時計の操作方法や注意点、

ロレックスをはじめ機械式腕時計がどういったものなのかを学んだ方も多いはず。

かく言う自分自身もこの時計を通して腕時計に興味を持った者の一人として、

今でもその魅力を感じ続けています。

 

 

余計な装飾を一切省いた腕時計の「正解」とも言えるようなロレックス・オイスター。

シンプルという言葉以上に、腕時計のあらゆる面で最終的な表現に辿り着いたような、

何とも言えない完璧さを感じる秀逸なアイテム。

 

フォーマルなシーンでの使用はもちろんですが、カジュアルにも合わせやすく、

装いも選ばず使える幅広い万能さはシンプルな時計ならではの魅力。

ロレックスの腕時計でありながら良い意味でロレックスらしさを感じさせない、

ベーシックさもオイスターの良さではないでしょうか?

 

 

文字盤は元々シルバーだったものが経年でゴールドのように焼けております。

約55年におよぶ時を経た「証」とも言える文字盤の色の変化も、

ヴィンテージウォッチの醍醐味です。

 

また通常のオイスターなどでは針やインデックスに夜光がセットされていますが、

こちらは夜光の無いよりドレスウォッチ感の強いディティール。

今の時計の多くは同じ規格で派生したものは見られることの方が少ないのですが、

ヴィンテージロレックスは細かなディティールの違いがみられるのも非常にユニークです。

 

こういったディティールをはじめプラステック製のドーム型風防もヴィンテージらしさを演出。

ケースにも丸みがありレザーストラップの組み合わせも似合うオイスターは、

入門モデルとしての魅力がありながらも、最後まで手元に残すべき腕時計でもあります。

 

歳を重ねるたびに華美なものよりもシンプルなものに、

主張の強いものよりもさり気ないものを好むようになり、

その代表的な腕時計の一つがロレックス・オイスターです。

 

本当に良い時計は金額でも評判でもなく、

物としての本質を捉えているかどうかだと思います。

それを確実に表現しているものの一つがロレックス・オイスター。

自分でも最終的に行き着く時計の一つに挙げたいアイテムと、自信を持ってお勧めできます。