少し珍しい色をした1971年製のロレックス・エアキング。

少し珍しい色をした1971年製のロレックス・エアキング。

本日入荷しましたロレックス・エアキングは何とも言えない文字盤の色をした珍しい個体。

というのも光の加減ではシルバーに見えるし、少し暗いところではグレーにも見える、

少し変わった色をした文字盤なのです。

 

 

この年代のエアキングは定番のシルバーをはじめ、

ブラック、ブルー、ゴールド、グレーの文字盤がありますが、

多少の色の違いはあれども経年でシルバーは少しゴールドのように変化し、

ブラックは少し色褪せたようなブラックに変色します。

ゴールドはさほど変化はなく、ブルーとグレーに関しては色の幅が広い。

 

ブルーは爽やかなブルーからパープルのようなものまで、

グレーはシルバーに近いライトグレーからチャコールまで、

塗料の素材の違いで色にも違いがみられるのが非常にユニークです。

 

その理由としては当時の文字盤はスイス、ドイツ、イギリスで製造されたとされ、

塗料の質や環境の違いから色の変化があったとされます。

また今のような厳格な規定が無かったので色はもちろんのこと、

インデックスの形も様々なものが存在します。

 

こちらの文字盤の色はシルバーよりはグレーに近く、

グレーよりはシルバーに近い色なのでライトグレーと表記しました。

あまり見かけない色ですがメンテナンス費用が予想よりも安かったので、

販売価格は相場よりも少し抑えられています。

 

 

こちらの製造は1971年Ⅲ期のもの。

ハック機能(秒針規制装置)が搭載される直前のキャリバー1520が使用されており、

ロレックスをはじめスイス時計の黄金期を支えた自動巻きの名機です。

 

パーツが非常に丈夫なことから耐久性にも優れ精度も高い。

自分が持つ同じ機械のもの日差5秒ほどなので、

信頼性の高さは折り紙付きと言える傑作のムーヴメントです。

 

 

シンプル・イズ・ベスト‼

正に王道の腕時計と言えるデザインは安心感を与えてくれます。

大きさも現行品に比べれば小振りで使いやすく、

エアキングは男性だけでなく女性からも選ばれるヴィンテージロレックスです。

 

使いやすく操作性にも優れており、

初めて機械式の腕時計を持たれる方が選ぶ入門モデルとしても、

複数お持ちの方の使い勝手の良い腕時計としても、

そして最後の最後に手元に残すべき腕時計としても、

あらゆる場面で使いやすい本当に素晴らしい時計です。

 

自分も初めて購入した高級腕時計はロレックス・エアキングでしたが、

お金が無くて泣く泣く手放した過去があります。

今思えば無理をしてでも所有しておけばよかったと後悔していますが、

最終的に手元に残る時計はシンプルなものに限ります。

 

文字盤の色も珍しいので自分用にもしたいくらい、非常にお勧めの一本です!