本日入荷しました「オメガ・デヴィル」はクォーツモデルへ切り替わる前にラインナップされた手巻きモデル。
最もベーシックなバーインデックスの文字盤がペアで入荷です。

左は1975年製のメンズサイズ。
デザイン変更が始まる最初の頃に製造されたもので、
モデル名の表記の違いや針の色が文字盤と同じゴールドになるなど、
従来のものから少しづつモダンな印象へと変化していきます。

ヴィンテージウォッチでは定番中の定番でもある2針のバーインデックスのデザイン。
製造された時期によって表情や雰囲気の違いが見られるので、
細かな点ではあるもののディテールの変遷を見ていくと時代背景も何となく見えてきます。
この年代のデヴィルは徐々にクォーツモデルへと切り替わるのですが、
1975年から1980年にかけて時計の外装からデザインを変更し、
ムーヴメントが入れ替わっていきます。
しかしここで気付くことができる点があり、
1975年頃はまだクォーツ時計のラインナップは他ブランドも含め多くありません。
恐らく各ブランドでクォーツ時計の製造が行われていたものの実用に至っておらず、
大体1979年頃からクォーツ時計がラインナップされはじめます。
1980年代はクォーツショックと言われる時代を迎えますが、
オメガとしてはクォーツ時計の製造へ意欲があったことから、
時計のデザインだけでも先行してこういった時計を製造したのかもしれません。

事実は分かりませんが1975年時点でこういった時計のデザインが見られはじめ、
安価なモデルであってもより高級感を感じられるモダンなデザインは、
時代のムードを先取っていることが伺えます。
当時のオメガは技術だけでなくデザインでも先端を行く時計ブランド。
時計のブーム作り出す先駆者的存在でもあるので、
他社が機械式腕時計を中心に製造していた中で、
先を見据えた行動がこの時計から読み取る湖おtができます。

そしてレディースモデルはメンズモデルと同様のデザインとなり、
こちらは1979年製の個体となりますので、
デヴィルの手巻きモデルの製造が最終局面を迎えるころのもの。
こちらもメンズサイズ同様、シンプルでモダンな印象のある時計となり、
誰しもがぜひ一つは持っていただきたいマストアイテムのような存在です。
こういった時計は時刻を知ることが第一前提ではありますが、
装いを引き立ててくれる存在でもあり、大人の嗜みとしても必須のアイテム。

ただ何よりは時計自体が本当に可愛い。
この小振りで丸みのある時計のデザインと温かみのある雰囲気。
これがヴィンテージウォッチの魅力でもあり、
いつの時代であっても普遍的な素晴らしさです。
心から深い愛着を持たせてくれて装いを引き立ててくれるだけでなく、
どこへでも一緒に行きたくなるような「相棒」と言いたくなるような時計です。
決して高価なものでもなく派手さも無い。
いわゆる「映え」な時計ではないかもしれませんが、
本質を知る大人のための「クワイエットラグジュアリー」な時計であり、
余計な装飾は一切ない腕時計本来の魅力に溢れた一本。
これらの時計こそ持っておくべき時計であり、
持つことが「マナー」とも言える時計。
まだちゃんとした時計を持っていない方は、この機会をぜひお見逃しなく!

