本日入荷しました「カルティエ・マストタンク」は、
手巻きモデルのみにラインナップされた貴重なブラックローマ文字盤。
カルティエらしいデザインに艶やかなブラック文字盤に惹かれる一品です。

1977年から生産が始まったマストタンク。
最初は手巻きモデルからスタートし定番のアイボリーローマ文字盤をはじめ、
インデックスの無いブラック、ブルー、レッド、ベージュ、マホガニー、トリニティ、
そしてこちらのブラックローマ文字盤がラインナップされました。
カルティエでブラック文字盤自体が珍しい色なのですが、
当時のレギュラー商品でブラック文字盤はマストタンクが初めて。
ゴールド色のケースとの相性も良く、高級感を感じる組み合わせですね。

ラッカー塗装を施した文字盤はツヤ感があり、
ヴィンテージウォッチに多いミラーダイヤルのような雰囲気を感じます。
こちらの文字盤は経年でヒビ割れることが多いのですが、
今回はヒビ割れはありませんが微細な気泡跡と薄い小キズが見られます。
個体の少なさや文字盤の性質を考えれば何かしらのダメージはありますが、
製造から約40年以上が経過していると思えば綺麗なコンディションだと思います。

定番のアイボリーローマ文字盤は肌馴染みの良い色をした文字盤ですが、
ブラック文字盤に変わることで時計自体の印象が引き締まったように感じられ、
少し男性的な印象が強くなります。
時計の希少性がよりマストタンクの魅力を深めてくれますが、
何より時計のデザインが100年以上変わらないという点も、
そのデザインの芸術性をより高めてくれるのだと実感します。
男性に特に人気の高いブラック文字盤はブランド問わず非常に人気の高いカラー。
その中でもマストタンクのブラックはカルティエで珍しいだけでなく、
タンクという時計全体でも非常に稀有な存在。
今後の入手がますます難しくなる一本なので、この機会をぜひお見逃しなく!
