本日入荷しました「オメガ・ジュネーヴ」は1975年製のヴィンテージウォッチ。
女性用のオメガで人気の高い少し大きめサイズのゴールド色ケースです。

ベゼル径25mmの大きさは文字盤の大きさも絶妙で時刻も見やすく、
さり気なく個性を主張できるちょうどいい大きさ。
当時のオメガでは20mmから23mmが主流の大きさなので、
女性用の時計としては大きい部類に入るのでしょう。
華奢過ぎない少しボーイッシュな雰囲気も良いですね。
今回はシルバー文字盤にローマインデックスの特に人気の高いデザインですが、
文字盤の色が光の加減によって色々な表情を見せてくれるユニークなアイテムです。

部屋を少し暗くして撮影してみましたが、
時計にちょっと光が当たるだけでも白っぽく見える不思議な色。
経年でほんのりゴールドっぽくも見えますが、
ツヤ感のあるシルバーという表現では物足らない、
何とも言えないシルバー色の文字盤です。
過去に何度か同じ時計を扱ってきましたが完全なミラーダイヤルを除いて、
こういった色の文字盤はあまり多くありません。
マニアックなディティールですが結構珍しい色と言えます。

時計自体は至極シンプルでベーシック。
まさに「腕時計の基本」と言えるデザインや機能ですが、
こういった時計こそマストアイテムと言えるもの。
昨今スマートウォッチの普及もあり、腕時計を身に着ける機会が減ってきた気がしますが、
冠婚葬祭やフォーマルな装いの時にスマートウォッチでは物足らない。
何より少し寂しい印象すらあります。
そんな時に高価過ぎる必要はありませんが、腕時計を一つは持っておいて欲しい。
いざと言う時の装いの印象も引き締めてくれるだけでなく、
時計自体も何世代にも渡って使うことができる。
必要ないからと言って持っていないよりも、
持っているけどシーンによって使い分けるくらいの方が好印象だと思いますし、
オメガのヴィンテージウォッチはリーズナブルなものが多い。
それにも関わらず金額以上の役割を担ってくれる。
こんなに最高な時計はありません。
今回は面白みのある文字盤なので仕入れてみましたが、
恐らくこのディティールのものは多くないはず。
こういった違いを愉しめるのもヴィンテージウォッチの面白さです。
