本日入荷しましたカルティエ・パシャC35プロンジャーは、シリーズ中で最も人気の高いデザインをした名作。
「ビーチサイドウォッチ」をコンセプトに携えたカルティエ初の防水時計です。
1985年に登場したパシャシリーズは数々の名作を生みだした「ジェラルド・ジェンタ」によってリデザインされ、過去のアーカイヴから復活。
カルティエ初の防水時計だけでなく、サントスやパンテールに続きケースにはステンレス素材を使用。
より実用性の高い時計が加わることとなります。
1995年にパシャ誕生10周年を記念して追加されたパシャCは、
非常に豊富なバリエーションを有するシリーズへと昇華します。
さらにデザインだけでなくピンクやネイビーなど文字盤のカラーも増え、
女性を中心にカルト的な人気で一世を風靡する歴史的名作となります。
今ではスタンダードな女性が大きめサイズの時計を身に着けるブームを作ったのは、
パシャC35の存在を無くしては語れません。
後に男性にも好まれるようになったパシャCは、
ドレッシーなデザインだけでなくプロンジャー(ダイバーズウォッチタイプ)も人気を博し、
ラグジュアリースポーツモデルの地位を一層確立します。
ダイバーズウォッチに見られる特徴でもある回転ベゼルやパシャ特有のリューズガードには、
タフな時計をイメージしつつもカルティエらしい上品さが感じられます。
そして2016年には一度ラインナップから姿を消すものの、
新たな装いで2020年に復刻モデルが発表されます。
しかし当時の人気ぶりをご存知の方も非常に多く、
あえてヴィンテージモデルを選ばれる方が後を絶ちません。
洗練されたデザインに程よいボリューム感のあるケースサイズ。
実用性だけでなく服装やシーンを選ばない使いやすさなど、
あらゆる場面を想定して設計されたことが伺える完成された時計は、
誕生して40年が経つ今も色褪せない魅力を放ちます。